第9弾となるのは ロッテとのコラボ「ビックリマンプール」
そもそも2013年から始まったビックリマンのコラボシリーズは、ビックリマンと接点のなかった層の興味を引くためにスタートしたという。「スターウォーズ」「ワンピース」からアイドルグループ「ももいろクローバーZ」「AKB48グループ」、はてはオンラインゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」まで、幅広い層を取り込むことに主眼を置いてさまざまなコンテンツとコラボしてきた。その結果、コラボシリーズ開始前の2011年度は8%程度しかなかった10~20代の購入シェアが2017年度には30%くらいになり、全体の売り上げも約5倍伸びたという。つまり、コラボシリーズは従来の購入層にも受け入れられたというわけだ。
実際、キングダムのファンは熱量が大きい人が多いそうで、発売以来、かなりの反響だという。お菓子としてのビックリマンチョコも、ウエハースに挟まれたチョコが甘すぎず、なかなかおいしいのだ。この機会に、久しぶりにキングダムマンでビックリマンの世界を振り返ってみてはいかがだろう。
さらに、これらのキャラクターの組み合わせがキングダムとビックリマン両方のファンである有名人が選んだものだということもポイント。シールの裏には選んだ本人からのメッセージが印刷されている。ただコラボするだけでなく、発信力のあるファンの力も生かして盛り上げようというわけだ。
本コラボでは、前回登場した期間限定「コラボガチャ」が、「ビックリマン」でお馴染みの「ヘッドロココ」をモチーフにした特別なデザインで登場。「コラボガチャ」では、「スーパーゼウス」や「サタンマリア」など「ビックリマン」のオリジナルキャラクターたちが的中するぞ。オリジナルキャラクターたちを進化させると、「スーパー覚醒ゼウス」や「ヘラマリア」など、「パズル&ドラゴンズ」で人気の高いモンスターとのコラボキャラクターへとパワーアップする。
あわせて登場するスペシャルダンジョンは、「ビックリマン」の世界をイメージした背景に。バトル中のBGMも、本コラボにあわせた特別仕様になっており、「ビックリマン」コラボをより一層盛り上げる。
80年代、年間4億個売れた「ビックリマン」 一時衰退も「コラボ戦略」で復活…長く愛され続ける秘密とは?
アパホテルの主な客層は、30〜50代の方が多く、昔ビックリマンチョコのシールを集めた人と、お子さまと一緒にビックリマンの話題で盛り上がって楽しんでくれたらという思いから生まれたそうです。
「ビックリマン」は、1977年からロッテより発売されているチョコレート菓子。おまけとして「シール」が同封されており、「悪魔」や「天使」をモチーフにしたイラストが描かれた「ビックリマン悪魔VS天使」シリーズは、1980年代から1990年代にかけて、大ブームを起こした。
なお、2015年1月下旬より、「ビックリマン」と「パズル&ドラゴンズ」がコラボした「パズドラマンチョコ」が東日本先行にて発売されることも決定したとのことだ。詳細は、ロッテより発表される続報を待とう。
ビックリマンとキングダムの相性が良い理由はファン層だけでなく、キャラクター数が多いこと、さらにファンの熱量もポイントだという。一方、「進撃の巨人」はファン層が若い女性中心でまとめ買いが少ない印象だったが、ビックリマンを買っていなかったユーザーに知ってもらえて裾野が広がったそうだ。ちなみにこれまでのコラボで最も売れたのは「ワンピースマン」。ユーザー層の幅広さもキャラクターの多さも文句なく、3カ月で900万個以上という大ヒットになった。
さらに、「ビックリマン」コラボダンジョンでは、まれに出現する超激レアキャラクターとして「パズル&ドラゴンズ」のプロデューサーである山本大介氏がコラボしたキャラクター「ヤ魔モトP」に加え、新たなコラボキャラクターとして「たまドラゼウス」が出現することも。
大手菓子メーカー・ロッテのロングセラーブランド「ビックリマン」と「ゲゲゲの鬼太郎」がコラボした企画が来月始まることが決まりました。
ビックリマンの企画担当者であるロッテイノベーション本部 焼き菓子企画課の本原正明氏は「ビックリマンの購入層は35~45歳くらいがメインで、悪魔VS天使シリーズがブームになったときのファンの方が多い」という。つまり、キングダムのファン層と重なるというわけだ。
第9弾となるのは、ロッテとのコラボ「ビックリマンプール」。
またビックリマンチョコは、単に昔ブームになったお菓子というだけでなく、リバイバルで最近ではお子さんのファンも獲得しているところにも注目したアパホテル。
コメント