2024/6/30(日) 今週の見立てです。

2024/6/30(日)　今週の見立てです。

今週の見立てです。まずは先週の状況のまとめから。

■先週のまとめ

米ドル

先週の注目は金曜の個人消費支出PCE。PCE本体は個人の消費支出を数値化したもので、需要の強さの指標。対してとPCEデフレータはインフレ指標で、米国の金融政策で特に注目が集まりやすいのが、こちらですね。

結果は、インフレ指標のデフレータは金融当局の希望通り、0.08%増と伸びが鈍化で、年内利下げを後押ししそう。PCEは0.3%増と底堅い感じ。まずまず平和な感じでした。次は、今週の雇用統計ですね。

米ドルは利下げが確定してくるまでは、ドルが底堅いのかなという印象ですが、毎回の指標で上下するだけで、だんだん弾切れ感が笑

ユーロ・ポンド

ユーロは引き続きフランスの政治情勢。今晩6/30実施のフランス下院総選挙(１回目)は、極右の大勝が予想されており、これがどの程度相場に影響するか（→ユーロ安要因）。織り込まれている場合には、結果が出た後の、ルペン党首の発言内容などが注視されそうです。

英国も７月４日総選挙。こちらもスナク首相率いる与党の敗北が予想されています。その後の混乱がどうなるか。こちらもどちらかというと、弱含みの要因になりそうです。

スイスフラン

ユーロや英国の政治情勢がややこしいと、リスク回避通貨として買われやすいのが、スイスフランと米ドル。先週の戻しから、スイス高方向に動くかどうか。

日本円

日米金利差を背景に円安。そろそろ介入が意識されてきてますね。

今週のイベント

今週の主要なイベントとしては、金曜に米国雇用統計。

■先週通しての通貨強弱

先週通しての通貨強弱はうちのブローカーではこんな感じ。日本円を除いて強弱にあまり差がなく、全体に軟調だったことがわかりますね。

AUD=EUR=CAD=GBP=USD=NZD=CHF>JPY

以上の情勢を頭におきつつ、通貨選択はもちろんテクニカル分析。各通貨の状況をしっかり確認していきます。

■今週主に見ていく通貨

今週主に見ていく通貨ですが、クロススイスで、GBPCHF, EURCHFあたりを見ておこうと思います。テクニカルで選んでますが、背景的には、政治情勢で弱い通貨と、カウンターのスイス、という構図ですね。USDCHFを４時間一波くらいで見るかなという感じ。ドルストレートでは、AUDUSDが上に行きたそうでキャラたってますが、トレードは難しそうですね笑　オージーは全体にオージー高でしょうか。

GBPCHF