新米高騰 言い値で調達と卸売業者

パックご飯相次ぎ値上げ、新米価格は高騰…調達競争激化で卸売業者「言い値で買っている状況だ」

大阪・阿倍野区のスーパーでは、8月上旬からコメの入荷が少なくなったため中旬から数量制限を設けて販売を行っています。8月29日は、徳島県産の5キロの新米10袋が入荷しましたが、店頭に並べてからわずか1時間ほどで売り切れてしまいました。店によりますと、新米が出始めているものの、入荷が不安定な状態は続いていて当面は、数量制限を設けて販売する方針だということです。仕入れ価格が高騰したため販売価格は去年の同じ時期のおよそ2倍に設定しているということです。

新米の収穫が始まり、スーパーの中には新米を店頭に並べるところも出ています。一方で気になるコメの値段については、農林水産省で開かれた取り引きに関わる事業者や団体の意見交換会では、値上がりを懸念する声も上がりました。コメをめぐるスーパーなどの対応や、新米が出回る時期や値段の見通しなどについてまとめました。

JA全中会長、新米価格を懸念「あまり高すぎると消費者離れに」

新米の収穫が始まるなか、大手スーパーの中には新たにコメが入荷し、これまで行っていた購入制限をやめるところも出ています。ただ入荷してもすぐに売り切れてしまうため、購入制限を続けているスーパーもあり、客の需要が供給を上回る状態が続いているということです。