[ユーロ米ドル]ECB予想通り利下げでも

昨日開かれたECB理事会では予想通り政策金利（リファイナンス金利下限）4.25％を3.65％に引き下げを決定。声明では「インフレ率は今年後半に再び上昇」とし、24年25年のインフレ予想を僅かに上方修正したことで追加利下げ観測が後退。ユーロは利下げ実施にも関わらず買いで反応。1.10付近から1.1075まで上昇して引けている。
来週のFOMC会合では0.25％の利下げに留まるとの見方が広がる中でドル買い戻しの動きもユーロを押し上げるなどポジション調整もだいぶ進んだとみられる。
ECBとFRBの政策はほぼ同時進行であり、来週のFOMC会合で実際に0.25％利下げしたとしても今回のユーロと同様にドル買いが強まる可能性がありユーロ下落トレンドは継続とみる。

ユーロドル予想レンジ：1.1100　～1.1040

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