「低山」登りがブーム 何が魅力?

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「低山」登りがブーム 何が魅力?
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 「低山」登りがブーム 何が魅力?

低山に登る人はじわりと増えている

歴史や文化を辿って日本各地の低山をたずね、自然の営み・人の営みに触れる歩き旅の魅力を探究。ピークハントだけではない“知的好奇心をくすぐる山旅”の楽しみ方について、文筆・写真・講演などで伝えている。NHKラジオ深夜便「旅の達人~低い山を目指せ!」コーナー担当、LuckyFM茨城放送「LUCKY OUTDOOR STYLE~ローカルハイクを楽しもう~」番組パーソナリティ。NHKBSP「にっぽん百名山」では雲取山、王岳・鬼ヶ岳、筑波山の案内人として出演した。著書に『低山トラベル』(二見書房)シリーズ、『低山手帖』(日東書院本社)などがある。宮城県出身。

初心者でも季節を問わず楽しめるのが、ハイキングの魅力です。春は次々に花々が咲き始める季節。高尾山の桜はとってもきれいです。5月くらいからは新緑が青々と歌いだしそうなほどに茂ってきて、元気いっぱいに枝を伸ばす様子を楽しみながら歩きます。夏の低山は暑いので、ロープウェイを使って一気に涼しい髙山に行くのもおすすめ。例えば白馬の栂池自然園などは高山植物が多く咲き、一般の観光客もたくさん訪れて散策を楽しんでいるのを見かけます。秋になると紅葉が綺麗な山は大賑わい。奥高尾の景信山は、なんともみじの天ぷらが食べられます。秋から冬は帰りに温泉に入るとぽかぽかと温まれます。冬は標高の高いところは雪が降って登山の世界になりますが、低山なら都心と同じように雪が降らない山もあります。また、初めての雪山として、軽アイゼンを使って高尾山などを歩くのも楽しいですよ。最初は経験者に連れていってもらいましょう。

現代においては、尾鷲と相賀の町を結ぶ役割と、尾根でつながる便石山と天狗倉山の分岐地点でもある。いずれも地元ばかりか日本各地に名の知られた人気の低山ゆえ、伊勢路歩きと併せた山旅の計画をおすすめしたい。もちろんぼくもここから両方の山に登ったことがある。

低山が注目を集めるきっかけとなったのが、20年に始まったNHKの人気番組「にっぽん百低山」。酒場詩人の吉田類さんが各地の低山を巡り、その土地の暮らしや伝説を発掘していくのがコンセプトだ。「低山は気軽に登れるだけでなく、人里に近いため歴史や文化に触れる楽しみもある」と番組担当者。地元の「おらが山」への愛着も喚起され、低山全体への興味・関心を底上げしているとみる。

馬越峠からいったん伊勢路を離れ、およそ30分で天狗倉山に到着した。ここは「てんぐらさん」とか「てんぐらやま」とか呼ばれる三重の名低山。標高は522mで、ちょうど尾鷲の町の北東に位置する。

次第に太陽が沈みゆく角度が深くなり、山の向こうへ去りつつある。陽射しがなくなると急に寒く感じるのは、当たり前だけれど高山も低山も同じこと。山は山として、低くとも手抜きをせずに準備をすることが、山を旅する者の約束事。

まずは超低山を大きく三つに分けてみた。地形がこんもりと自然に盛り上がった「天然の山」。大名庭園などに多くある人の手による「築山」。それに富士信仰からはじまった、富士山を模したミニチュアの「富士塚」。細く見ていけば河岸段丘や台地の段丘などで見かける、片方が急崖になった「見立ての山」というのも江戸東京の山のひとつでもあった。

英国の登山家ジョージ・マロリー(1886~1924年)は、人類未踏峰のエベレスト(8848メートル)を目指す理由を問われ、「そこにあるからだ」と答えたという。国内でいま“低山”に登るのがブームになっている。さほど高くも険しくもない。そこかしこにある低山の何が魅力となっているのか。

『東京超低山』第10回 富士塚(3)「成子富士」

これだけ複雑で美しい海岸線を海のそばから斜俯瞰できる低山という意味では、日本広しといえどなかなかないだろう。入り組んだ海岸線の少ない関東から来るハイカーには、なおさら感動が大きいに違いない。理乃さんもまた、岩に乗り上げて大いに破顔した。じつにいい笑顔だった。ついでながら、撮影の恭子さんもYAMAPのスタッフも、そして三重県の職員の方もめちゃめちゃ笑っている。この風景を気に入ってくれたようだ。なんと素晴らしい雰囲気のロケだろう。最高か。

ハイキングに必要な道具を最初から購入するのではなく、近くの低山に実際にハイキングに行ってみて、体験をもとに道具を購入するのがおすすめです。下に挙げている大菩薩嶺以外の山でしたら、ふもとも近いので安心です。まずは登山専用でなくてもいいので両手が空くリュック、なるべく底が滑りにくいスニーカー、上下セパレートの雨具を用意しましょう。服装は動きやすいもので、基本コットン素材は避けて。いまは速乾素材のものが低価格でも売られています。真夏以外は休憩時には冷えるのでダウンジャケットやフリースをザックに入れていくとよいでしょう。私も最初の頃、専用の道具を買わずに何度か登りました。ジーンズは汗が染み込んでゴワゴワになり、とっても歩きにくかったです。またコットンのTシャツは、汗でびっしょりと濡れ、濡れた後は乾かずに汗冷えしてしまいました。ジーンズと綿のTシャツを避け、上下ジャージとかでしたら、最初は十分だと思います。

その聖地というのは、“浅間さん”こと相賀浅間神社。ここからの眺めは、これぞ低山という素晴らしさだ。その低さゆえに生活の音が聞こえてくるほど相賀の町が近く、国内屈指の清流・銚子川が尾鷲湾に注いでいる河口もすぐそこ。もう10年近く経つけれど、あの日の風景とそう変わりはない。

低山もそうでない山も同じですが 山や自然には様々な魅力があります。

低山に登る人はじわりと増えている。400万人以上が利用する登山用地図アプリ「YAMAP」の運営会社ヤマップ(福岡市)が、今年のゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)に利用者が登った山を調べたところ、標高1000メートル未満が51.1%に上り、2019年(46.4%)から5ポイント近く増えた。

「コロナ禍もブームを後押しした」と語るのは、1930年創刊の山岳雑誌「山と渓谷」(山と渓谷社)の五十嵐雅人編集長。県境を越えた移動が制限された影響で、日本アルプスなどの登山客は激減したが、「ストレス発散に」と近場の低山に足を向ける人が増えたという。

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