米紙推薦の山口市 乏しい観光効果
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米紙推薦の山口市 乏しい観光効果
米紙ニューヨーク・タイムズが今年1月に「2024年に行くべき52カ所」に山口市を選んでから半年以上が過ぎた。昨年選ばれた盛岡市は新型コロナウイルス禍の規制緩和もあり、国内外から多くの観光客が訪れ、その流れは今も途絶えない。風光明媚(ふうこうめいび)な「西の京」と呼ばれる山口市はどうか。実際に歩いて変化を探ってみた。
米紙ニューヨーク・タイムズの特集「今年の旅先52選」で、山口市を推薦した米国出身のライター、クレイグ・モドさん(43)(神奈川県鎌倉市在住)が26日、同市を訪れ、伊藤和貴市長らと会談した。同市の魅力について、国宝・瑠璃光寺五重塔に代表される伝統建築物のほか、街角で営む個人経営の喫茶店や飲食店などの存在を挙げ、「山口は日本の素顔を見るのに向いている」と語った。
山口市では米紙掲載後、市を推薦した米国出身のライター、グレイグ・モドさんと伊藤和貴市長が対談したり、福岡市地下鉄に中吊り広告を掲載したり、広島市内のホテルにクーポン付きのチラシを配布したりしてきた。山口市の担当者は「ジワジワ増えてきている」と話すが、ポテンシャルを伸ばし切れていない。さらに交流サイト(SNS)での発信を強化するため、山口市は山口大と協力し、市公式動画チェンネル「やまぐちゃんねる」を改善する計画だ。
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