金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
9月12日、金相場は引き続き力強い上昇を示しており、連日で新記録を更新しています。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の12月限金先物は、1オンス2610.70ドルで取引を終了し、これは前日比で1.17%の上昇に相当します。この価格は、中心限月ベースで史上最高値を更新したものです。
この上昇傾向の主な要因は、米国の金融政策に関する市場の期待感です。今週に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅な利下げの可能性が報じられ、これが市場センチメントを大きく動かしています。一部の報道によると、政策当局者たちは0.25ポイントか0.5ポイントかの利下げ幅を検討中とのことです。
この状況を受けて、為替市場ではドル安・ユーロ高の傾向が強まっています。これはドル建てで取引される金にとって有利に働き、割安感を生み出しています。また、米国の長期金利の低下も、利回りを生まない資産である金の魅力を高める要因となっています。
金価格の上昇は年初来で25%を超えており、この背景には複数の要因があります。中央銀行による金の購入、中東やウクライナでの地政学的リスクによる逃避需要、個人投資家の関心の高まりなどが挙げられます。
市場専門家からは興味深い見解が示されています。金価格の上昇は、大幅な利下げ観測と密接に関連しているという指摘や、投資家が景気後退に備えて金を安全資産として選好している可能性があるという分析もあります。
短期的な市場動向としては、ミシガン大学消費者信頼感指数の予想以上の強さや、米国株式市場の好調さも金価格を後押ししています。投資家のリスク選好姿勢が強まる中でも、金価格は上昇を続けています。
今後の金相場を見通す上では、FOMC会合の結果、インフレ動向、労働市場の状況、地政学的リスク、そして投資家のリスク選好度合いなど、多岐にわたる要因を注視する必要がありそうです。金融政策の方向性と経済指標の動きが、当面の金価格の主要な決定要因となると予想されます。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで推移する中、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70を超えて推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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この3大要因が中期的に金価格を支えているのだ
そうでなくとも、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げサイクルは最終局面を迎えていると見られており、ゴールドの“敵”と言える米金利とドルの上昇余地は徐々に限られてくると見られる。それでも世界的なインフレがしばらくは高止まりすると考えれば、ドル建て金先物価格は、1トロイオンス=2000ドルを突破した2020年8月につけた取引時間中の最高値を超えてくる可能性もあると見られる。
こうした中でNY金は1,900ドル台後半での滞留が続くとみられる。レンジは1,950~2,005ドルを想定している。国内金価格に関しては米ドル/円相場が130~134円程度の値動きと読み、8,250~8,500円と最高値更新を続けつつ高止まりとなりそうだ。
ただし、日本人にとってのゴールドはあくまでドル資産であり、いずれドル安・円高傾向が強まる局面を迎えれば、そのぶん円建て価格が目減りする可能性もある。仮に、ドル建て金価格が2200ドルまで上昇したとして、その時のドル/円が125円まで下落していれば円建て金価格は9000円を割り込む計算になる。
すでに西側はESG投資と称して莫大(ばくだい)な資金を動かしてしまっています。また、つながりたいという根源的な欲求を満たすSNSを人類から取り上げることは不可能です。
株と金(ゴールド)がほぼ同時に最高値更新!
知ってのとおり、7月の日銀金融政策決定会合は長短金利操作の運用に微調整を施すと決めた。日銀総裁は政策の正常化に歩み出すということではないと述べたが、これは紛れもなく正常化への胎動と言えるものであろう。そう遠くない将来、市場で円高圧力がやや強まる可能性があることも心得ておかねばなるまい。
このような、にわか仕立ての日曜日の取りまとめが慌てぶりを表すが、週明け3月20日の市場はNY時間外のアジア、欧州の時間帯から金融市場では「質への逃避(Flight to Quality)」の動きが見られ、比較的安全とされる米国債が買われるとともに、信用リスクのないアセット・クラスとしてゴールドにも資金が流入した。
今回の上昇については、米銀波乱をきっかけにしたものではあるが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクルの終了接近など、金融環境の変化を映したという点で、やや性格を異にしていると捉えている。
このような状況下で、筆者は短期価格変動の理由は「投機」と断じて、中期的要因が金上昇トレンドを醸成していると語っている。その要因とは、1。公的部門である世界の中央銀行が年間生産量の1/3にあたる1000トン以上を外貨準備として買い占めていること。2。文化的金選好度が強い中国とインドが高値にも関わらず現物金購入を続けていること。この2か国の民間部門で、これまた1000トンを優に超す需要が今年も見込まれる。3。中東の地政学的リスクがエスカレートしていること。この3大要因が中期的に金価格を支えているのだ。
さらに四半期でみて8.76%と2四半期連続の上昇となった。先週のコラムでは、金融不安の鎮静化を読みNY金の想定レンジを1,955~1,990ドルと想定したが、実際には1,945~2,005ドルとなった。コアレンジは1,975ドルを挟んだ水準で、ほぼ想定通りだった。
利下げや資産の買い取りなどの緩和策が大規模に行われ、景気回復期待が増幅して株は急反発しました。市場はこうした中央銀行の動きを大歓迎しました。同時に、基軸通貨である米ドルが複数の主要国通貨に対して下落し、そのドル安をきっかけとして、金(ゴールド)高が発生しました。
今週は、復活祭前のグッドフライデーの祭日で4月7日は英米金融市場が休場となるほか、ユダヤ教の祭日も重なり、金市場の取引高も低下する可能性がありそうだ。
また、ドルの乱高下も目立ちました。近い将来の利上げ打ち止めが意識されて下落したり、強い雇用情勢を受けて反発したりしました。七つのテーマの一つ「代替通貨」は、金(ゴールド)相場に、上昇圧力をかけたり、下落圧力をかけたりしました。
先週のニューヨーク金先物価格(NY金)は、米国での銀行不安に対する過度の警戒が後退する中で、週初売りが先行し節目の1,950ドル割れを見ることになった。しかし、押し目買い意欲も強く、週後半には新たな手掛かり材料がないにも関わらず、再び2,000ドルを超える展開となった。
次回5月FOMCの金融政策決定の鍵を握る最新の雇用統計に特に注目が集まる。中堅銀行2行の破綻は、当局の支援により一旦沈静化した。しかし、最終的に信用危機につながるかどうかは現時点ではまだ定かではなく、依然注視が必要となっている。
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