新幹線分離で混乱「旅行を中止」

９月１９日朝、宮城県内を走行中だった東北新幹線の車両の連結部分が外れ、緊急停車しました。 この影響で約５時間、全線で運転が止まり、岩手県内の駅でも混乱がみられました。

はやぶさ6号の2号車に乗っていた男性（58）は、駅のないところで車両が減速し出し「なんで止まり始めたんだろう」と不思議に感じたという。「前を走る新幹線に何か異常があったのかな」と思ったが、すぐに「緊急停止の信号が入ったため停止した」というアナウンスがあったことでトラブルに気づいたという。2号車は乗客も少なく、特に混乱する様子もなかったという。

仙台市泉区の会社員男性（３２）はこの日、約２週間の海外出張から帰国し、午前１０時台の東北新幹線で仙台に帰る予定だった。羽田空港からモノレールで移動中の車内で同新幹線の車両トラブルを知ったといい、「振り替え輸送の在来線乗車券をもらったが、時差ぼけがあるので早く帰って休みたかった」とため息をついた。

線路上に緊急停車したはやぶさ。そのおよそ300メートル後ろには、こまちが停車している。新幹線の先端部分が開いていて、連結器が出たままの状態だ。

東北新幹線における連結外れのトラブルは、単なる事故に留まらず、広範囲にわたる影響を及ぼしました。約4万5000人もの旅客が影響を受け、多くが旅行を中止せざるを得ない状況に陥りました。この事故を受けて、JR東日本は安全性の再確認と対策を進める必要があります。日本の交通インフラの中で、新幹線の安全性は非常に重要であり、将来的にはこのような事故が二度と起こらないように、万全の体制を整えることが求められます。

緊急停止したのはJR古川駅（同市）から約6キロ進んだ上り線の高架上。赤色のこまち7両と、緑色の10両編成のはやぶさが、上り線の離れた位置で止まっていた。下り側で停止した別の新幹線から撮影された写真には、はやぶさ側の連結部分が外れ、内側の金属部分がむき出しになった状態がはっきり写っていた。車両本体に大きな損傷はないとみられる。

ＪＲ東日本によりますと、１９日午前８時すぎ、東北新幹線はやぶさ・こまち６号が、古川駅と仙台駅の間を走行中、車両の連結部分が外れて緊急停車しました。

運行会社のJR東日本は、速やかに事態を把握し、乗客への対応にあたりましたが、トラブルの影響が甚大であったため、旅行の中止を余儀なくした人々は非常に多く、その数は延べ4万5000人にも達しました。

この事故に遭遇した乗客たちは、長時間にわたり列車内で待機を余儀なくされました。食事やトイレの問題が発生したほか、苛立ちの声も多く挙がりました。列車が目的地に到着することができなかったため、本来の予定通りに旅行を楽しむことができなかった人々は、深い失望感に包まれることとなりました。

連結走行が人気の新幹線は二つに分離した状態で線路上に突然止まった。19日朝、宮城県大崎市の山あいを走行中に起きた東北新幹線はやぶさ・こまち6号の緊急停止トラブル。異例の事態に、取り残された約320人の乗客からは「こんなことは初めて」と驚きの声が上がった。

ＪＲ東日本の担当者も情報収集に追われた。駅から離れて停止している新幹線の状況は運転士を通じて確認するしかなく、担当者は現場の状況を映したテレビのニュース映像も確認するなど情報収集に当たった。広報担当者は「詳しい情報があまり入ってこない。乗客の安全を最優先に対応したい」と話した。

19日午前9時半すぎ、仙台から盛岡方面に向かう東北新幹線「やまびこ」の停車した車内から撮影された写真です。隣の上り線に止まっている「はやぶさ」の連結部分が開いたままになっているのが確認できます。撮影した女性によりますと、乗車していた位置から連結していた「こまち」は見えなかったということです。また午前11時ごろには作業員が「はやぶさ」の車両の点検にあたっていたということです。

19日朝、宮城県内を走行中、列車が分離した状態になった東北新幹線古川―仙台間を走行中の東京行き「はやぶさ・こまち6号」は、昼ごろまで停止した現場の線路上にとどまった。車内では当初異常に気づかなかった人もおり、目立った混乱はなかったという。

今回のトラブルの影響で、東北新幹線の東京―新青森駅間の上下線と山形新幹線が一時運転を見合わせた。ダイヤの乱れで、仙台駅は利用客でごった返した。

このトラブルは、東京と仙台を結ぶ計画の新幹線「はやぶさ」の列車内で発生しました。連結が外れたため、乗客は7時間以上も列車内に閉じ込められることとなり、多くの人々が恐怖と不安にさいなまれることになりました。