ドル円、石破総理発言&米雇用統計で急上昇!今週は気迷い相場を予想(トレードアイディア)2024年10月7日

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ドル円、石破総理発言&米雇用統計で急上昇!今週は気迷い相場を予想(トレードアイディア)2024年10月7日

マット今井のトレードアイディア

先週は、想定外の動きとなりました。石破総理が「現在は利上げをするような環境にはない」と発言すると一気に円安が加速。更に米雇用統計では、失業率、非農業部門就業者数、平均賃金ともに予想を上回り、ドル全面高となっています。石破総理の発言であそこまで円安が進むとは考えていませんでしたが、それだけ、円買いポジションに傾いていたのだと思います。米雇用統計も3つの指標がすべて予想を上回るというのは、最近では記憶にありません。

マーケットもこの状況をどう考えるかを判断しているところだと思います。今週は、そういう中での気迷い相場になると考えています。ドル円は147-149円を中心にした動きを予想しています。

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株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。

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ドル円 石破総理発言米雇用統計で急上昇今週は気迷い相場を予想 トレードアイディア

これらの発言を鑑みた単純な比較でしかないものの、決選投票に石破氏と高市氏が残った場合は、短期的にはドル円は動きにくい。党員票が多くの比重を占める決選投票では、石破氏が党員から不人気なのは周知のとおりだが、アンチ高市氏が多いのも事実。ただし、上川氏に流れていた女性票や小林氏に投じた保守票が高市氏に流れるとの声もある。

日米とも見通し通りに経済が進展すれば、FRBの大幅利下げ観測後退がドル高要因、日銀の利上げ観測浮上が円高要因となり、ドル円は比較的安定した動きが見込まれます。一方、経済が見通しをやや下回っても、ドル安、円安となり、それほど大幅にドル安・円高が進まないことも考えられます。そのため、ドル円は当面、2021年以降の下値支持線に支えられ(図表2)、おおむね140円~150円のレンジ内で新規材料を待つ流れも想定されます。

ドル円が50日線をトライするシグナルとして、下の1時間足チャートにプロットしたフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準146.23レベル、そして38.2%の水準145.60レベルの攻防に注目したい。前者の水準(23.6%戻し)は2日のNY時間以降、相場をサポートしている。後者の水準(38.2%戻し)を下抜ける場合は、50日線を視野に下落幅の拡大を想定しておきたい。

ただ、市場の観点からすると、「期待」や「個人的」見解であっても、首相が金融政策の方向性に言及することは相場の波乱要因になりかねず、発言する場合は「日銀と密に連携する」、「日銀の独立性を尊重する」にとどめ、市場が日銀からの情報発信に注目できるようにした方が好ましいと考えます。この場合、ドル円の方向性は、日米経済動向と、それが見通し通りかについてのFRBと日銀の判断に、大きく影響を受けることになると考えます。

1時間足のMACDは緩やかな下落のトレンドにある。RSIは買われ過ぎの水準でデッドクロスへ転じているが、その後は横ばいで推移している。MACDがゼロラインを下回り、かつRSIが売られ過ぎの水準を目指して低下トレンドが鮮明となる場合は、ドル円の反落相場を想定しておきたい。本日、そのきっかけになり得るのが、9月の米雇用統計である。

3人の有力候補で石破氏は、7月の利上げについて「金融緩和という基本的政策を変えないなかで徐々に金利のある世界を実現していくのは正しい政策だ」と日銀の利上げを容認。また、適正な為替水準については「常識的に(ドル円は)110円から140円と言われている」とも述べている。更に金融所得課税の実施も肯定的な考えを示した。

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