逆にルッキズム刺激? 広告に賛否

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逆にルッキズム刺激? 広告に賛否
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 逆にルッキズム刺激? 広告に賛否

逆にルッキズム刺激 広告に賛否

また、社会で目にする、『まぶたが二重じゃないとかわいくない』といった、一方的な価値観を植え付ける広告は、コンプレックスを刺激してしまうし、容姿を気にしている人をより苦しめることになります。大人たちが、このような表現をするときに踏みとどまる思考力やリテラシーを身につけるべきだと思います」

井口:過激な見出しを付け、PV数を伸ばそうとするデジタルメディアの姿勢にも共通していますね。PV数が伸びれば広告収入も増える。

広告主が、多額の売り上げをあげている一端も明らかになっています。「汗かきすぎ」「臭くて不潔」など女性から言われた太った男性が、「飲むだけで激やせ」するなどといった内容の広告がYouTubeに表示されていた、サプリメントの販売元。消費者庁は、この会社が広告で「いつでも解約可能」としながら、解約の条件を分かりづらい形で表示し、客の意に反して申し込みをさせようとする行為を規制した特定商取引法違反にあたるとして、先月、この会社に6か月間の業務停止を命じました。この会社の売り上げは、2月から5月までの4ヶ月間で、7億円に上っていたということです。

【解説】 医療機関が処方する薬や、ドクターズコスメなどはシミを薄くする効果はありますが、一般的に売られているスキンケア商品を使用して短期間でシミがポロリと剥がれ落ちることはありません。 シミを短期間で薄くさせる場合は、医療機関でのレーザー治療や光治療が有効です。 美容液を塗って短期間でシミが取れるというような誇大広告には引っかからないようにしましょう。

「不愉快」と感じる内容は、主に外見コンプレックスを取り上げたもので、広告で宣伝するような脱毛をしていない女性を「毛ダラケ娘」と表現したり、「脱毛をするのにお金がないからパパ活をする」という内容の広告もあったとしています。

「目と目の間が4cm」「バッカルコリドーなし」「中顔面6.5センチ」「遠心顔/求心顔」「出目」 10月7日から渋谷駅に設置された広告。暗号のような聞き慣れない言葉に“訂正”が施され、その下にはそれぞれの言葉の注釈が書かれている。

ルッキズム(外見による差別)や女性蔑視的な表現によって広告の炎上が相次いでいる。一方で、広告によって人々の意識が変わり、SDGsの推進、社会課題の解決に力を発揮することもある。

━━ポジティブな仕掛けや広告が企業と消費者に“つながり”をもたらしてくれますね。お二人は、どんな社会を実現していきたいですか。

YouTubeを運営するグーグルは、NHKの取材に対して、ポリシーに違反している広告が表示されていたと認め、「この度は、ポリシーに違反している広告が表示されていたため、迅速に対応し、新しい削除のシステムを導入しました。すでに過去数週間に数千の広告を削除しています。今後もシステムを強化し、不適切な広告を削除する取り組みを進めてまいります」と回答しました。

SDGs達成のために「広告にできること」はなんだろう。コンテンツデリバリー企業 popIn株式会社 西舘亜希子さんと、SDGsの日本語コピーを開発した株式会社博報堂 井口雄大さんと共に考える。

西舘:アイデアの新奇さや目を引く表現に引きずられ、それによって傷つく人がいるという想像力が欠けてしまっていると思います。また、デジタル広告に関して言えば、過激な表現ほどクリック数が伸び、収益に結びつきやすくなる可能性が高いという構造も原因の一つだと思います。

美容整形には正しい手術をすれば効果が半永久的に続く治療と、体内に吸収されてなくなり効果が一定期間で、定期的なメンテナンスが必要な施術がありますが、どちらを受けるにしても施術のリスクをきちんと理解した上で「適切な治療」を受けることが大切です。医師によって様々な考え方があるので、一つのクリニックだけで即決せず、様々な医師の意見を聞いた上で、最終的には自分が納得できる、信頼できる医師に決めてほしいです。 また、クリニック選びの際は、「広告に書いていた値段よりも、数倍(数十倍)の価格に跳ね上がる」「当日契約させようとする」「セカンドオピニオン(ほかのクリニックでの話)を勧めない」などのクリニックは避け、何件かクリニックでのカウンセリングを受けることをおすすめします。

ですから、ユーザーにいかにシェアされるような構造を作れるかどうかが大事であり、これまでのようにメディアを買って広告を打つ必要性は次第に小さくなっていくと思います。

3つめは(コロナとの関係性は何とも言えませんが)、社会文脈/社会課題への意識の高まりです。「社会文脈」にきちんとブランドが関われるかどうかが大事な要素になっていると考えていて、そこを失敗すると炎上しがちです。率直に言って、最近炎上した広告の事例を見ると、「やはり炎上したか」と感じることが多いですね。

「目と目の間が4cm」「バッカルコリドーなし」…ルッキズム否定広告のはずが逆効果? 広告企業に求められる“意識”とは?

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