男性育休 復帰後 気まずい
育児休業等を終えて仕事復帰・復職した経験がある人、または今後、復職予定の人に、復職にあたり不安はありますか?と聞いてみました。結果は、不安を感じると答えた人が96.1%と圧倒的な結果に。
明治安田生命保険が17日に公表した「子育てに関するアンケート調査」によると、育休を取得した男性は、去年に比べて2.6ポイント増えて33.4%に、取得した日数の平均も去年より1日に伸びて42日と、いずれも過去最高を更新した。
厚生労働省によると、2021年度の男性の育休取得率は過去最高の13.97%。育休を取得する男性は増えてはいますが、取得しづらい職場も依然としてあります。
夫との協力体制によって、仕事をあきらめたくないという希望がかない、3人目と4人目を産むことができたというサオリさん。最近では、職場の男性から育休を取るタイミングについて相談されることもあります。
半年間の育休を取得した男性(40代)も、復職のときに「浦島太郎」にならないかが心配だったといいます。
調査の結果、子どもを持つ20〜50代のマイナビニュース女性会員のうち、未就学児の子どもを保育園・幼稚園に預けて仕事に復帰した(もしくは仕事を始めた)経験が「ある」と回答したのは59.7%となった。復職にあたって、大変だと感じたことはあるか、との問いに対しては、大多数の93.3%が「ある」と答えている。
復職時に少しでも気まずさをなくし、自信を持って働いていくためには、健康管理や生活習慣を整えて、自己管理を入念におこなっていくことが大切です。
復職の際に気まずさを感じる大きな要因は、おそらく「長期にわたって仕事を休んでいた」という点です。周囲のメンバーが業務に取り組むなか、自分だけが会社を休んでいたことが、周囲に対する引け目となって気まずさやストレスになると考えられます。また、場合によっては傷病手当金や労災保険を受け取っていることもあり、それらが気まずさにいっそうの輪をかけるかもしれません。
負担や不調を感じても、多くは行政などに相談していない。自由記述欄には「育休中の父親同士で話せる場がほしい」「男性参加不可の育児イベントが多い」などの声が寄せられた。「3カ月健診に行った時に『なぜお母さんが来ないのか』と不思議がられた」と男性の育児への理解の乏しさを指摘する声もあった。
休職中、どのようなタイミングで職場へ復帰になるかは主治医や産業医の判断となります。場合によっては主治医が復職の許可を出す一方で、産業医が復職の許可を出さないというケースも考えられます。産業医は復職の可否を具体的な業務遂行能力の回復に基づいておこなうため、主治医よりも厳しい基準で判断する可能性があります。主治医と産業医の判断が異なる場合は、原則として復職は困難となります。
コウさんが育休を希望しているのは、夫婦ともにフルタイムでいったん仕事に復帰すると、ひと息つく時間すらなく生活に余裕がなくなることを身にしみて感じているからです。
そのひずみは、妻の働き方に影響します。夫婦が同時に育休を取得し、夫が先に仕事に復帰する場合を考えてみてください。夫が残業続きで当てにできなくなれば、残された妻はワンオペ育児を強いられ、仕事復帰の際は短時間勤務を選択するなど働き方をセーブせざるを得なくなる。「2人で育児をしたい」と願っていたはずなのに。
復職を気まずいと思う気持ちを無くすためには、そもそもの原因を解消させる必要があります。休んだ事実や受け取った手当金などをネガティブな要因として捉えるのではなく、復職後に再び周囲から信頼されることをひとつの目標とし、業務に取り組むことが解決の第一歩となります。
男性の育休取得、傾向は?
ただ、そうはいっても、仕事と家事・育児との両立をはかるのは、そうたやすいことではないかもしれない。とくに、育休から職場復帰をする際には、何かと苦労することが多いのではないだろうか。
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