金(ゴールド)は史上最高値を記録。中東情勢が安全資産としての金の魅力を高めることに(XAU/USD 市況と分析)2024/10/18

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金(ゴールド)は史上最高値を記録。中東情勢が安全資産としての金の魅力を高めることに(XAU/USD 市況と分析)2024/10/18
 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

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金(ゴールド)市場の値動き まとめ

10月17日の金相場は強く上昇し史上最高値を記録しました。しました。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前日比0.60%上昇し、1オンス2707.50ドルで取引を終えました。

この上昇傾向には、以下のような要因が関係しています:

1. 政治的不確実性:米大統領選挙が約3週間後に迫る中、接戦状態が続いており、この不透明感が安全資産としての金の需要を高めています。

2. 地政学的リスク:中東情勢、特にイスラエルとパレスチナの紛争激化が、金の安全資産としての魅力を増しています。

3. 金融政策の見通し:米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の金融政策に対する市場の見方が、金価格を支えています。多くの市場参加者は、年内に少なくとも0.25ポイントの利下げがあると予想しています。

4. 経済指標:最近の米経済指標は強弱まちまちの結果を示しており、これがFRBの利下げ観測を裏付ける形となっています。

5. 中国経済:中国の不動産市場支援策に対する失望感も、一時的に市場に影響を与えましたが、全体的な上昇トレンドは維持されました。

市場専門家の見解:
– 多くのアナリストは、政治的不確実性と地政学的リスクが金の需要を高めていると分析しています。

今後の展望:
1. 米大統領選挙の結果とその影響が、短期的に金相場に大きな影響を与える可能性があります。
2. 中東情勢の推移も、引き続き重要な要因となるでしょう。
3. FRBの金融政策決定と、それに関連する経済指標の動向が注目されます。
4. 世界の主要中央銀行の政策スタンスも、金価格に影響を与える可能性があります。

投資家にとっての示唆:
– 金は現在、ポートフォリオの重要なヘッジ手段として注目されています。
– しかし、価格が史上最高値を更新している点に注意が必要です。
– 政治的、経済的な不確実性が続く中、金の需要は当面強いと予想されますが、急激な価格変動にも備える必要があります。

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30分足チャート

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日足チャート

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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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実際に金に投資される金額も減ってしまいました

1800年代に入ると、世界経済に影響を与える出来事が起きます。「ゴールドラッシュ」と呼ばれるこの出来事は、アメリカ・カリフォルニア州で、ジェームズ・W・マーシャルが建設中の製材所の水路で金を発見したのをきっかけに始まりました。

円相場は150円前後で円建て金価格が史上最高値を記録した次第。

先日のFOMCで、中期視点で金(ゴールド)相場を強力にサポートし得る材料が出現したといえそうです。

世界中から多くの人々が、金採掘による一攫千金を夢見てカリフォルニア州に集まり、カリフォルニア州の人口は数万人単位で増加します。また、多くの企業が金採掘に関わったことで、採掘技術が発達し、金やその他の資源輸送のため、交通網も発展しました。

金価格に大きな変化が表れたのは、2020年。新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって経済不安が一気に高まり、金は1gあたり7,063円の最高値を記録します。感染症の経済への影響が残るなか、2022年以降はウクライナショックにより社会不安が増え、2024年10月18日には1gあたり14,347円という最高値を記録しました。

しかし、第一次世界大戦が始まると、アメリカから大量の武器を輸入する必要に迫られた結果、大量の金が流出したイギリスでは、金本位制を停止し金輸出を禁止しました。イギリスのこの流れに各国も続き、大戦が終結したあと、各国は金解禁を進めましたが、各国の通貨価値が大戦前のレートと合わない事態となります。

急速に経済成長を続けている新興国の存在も、金需要を押し上げる要因の一つです。

たとえば金は、有史以来オリンピック公式プール約4杯分しか存在しません。さらになんと金よりも希少性が高いプラチナは金の30分の1しか存在しません・・・以前は金よりも高価でしたが、現在は金よりも安くなっています。

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中国では貿易によって日本から得た金を、貨幣としても使用していました。日本も中国にならい、富本銭や和同開珎などの貨幣が発行されます。当初、貨幣の流通は限定的でしたが、12世紀に宋銭が流入するとこれが一気に広まります。宋銭の貨幣は質が非常に悪いものでしたが、日本はこれを大量に入手するためにも金を使いました。

このように、結果的に金価格は1980年以降2000年までの20年間にわたって下落を続けます。そのトレンドのスタートを切ったのが1983年OPECによる原油価格の大幅な値下げだと言う人もいます。一般的に金の価格と原油価格は同じ方向で動くことが多いです。また日本において80年代は高度の経済成長があった時代でした。85年のプラザ合意、87年のブラックマンデーなどの影響もありましたが、それにもかかわらず日経平均株価は成長を続け4万円近くになった時期もあります。株式のように元本毀損のリスクがある投資商品がダメになりそうになった時の代替商品としても知られている金ですから、逆に考えると株価の上昇が予想されていると金投資への魅力が減っていくのは事実かも知れません。投資家の立場からすれば、右肩上がりが続く株価の状況を目の前にして、金への投資は難しいからです。実際に金に投資される金額も減ってしまいました。このような背景もあって、1980年代は金投資への需要が低迷し、金の価格も下落していった時代でした。1990年代、下落を続けていた金の価格はついに史上最安値を記録することになります。80年の最高値を記録してから18年後のことでありますが1998年の1グラム865円という瞬間最安値記録は今も敗れておりません。日本の80年代後半を含め一般的に高度の経済成長の陰にはバブルという場合が多いです。日本におけるバブルの崩壊は1991年に起こることになりますが、バブルの崩壊後にも金の価格は下落を続けます。90年代に入ってから各年の金の平均価格はずっと1,000円台でした。80年代の2,000〜4,000円前後と比べるとこの10年間は金を持っている人にとっては苦悩の時期だったかも知れません。しかし、金の価値の将来性から、今が金投資の適期だと考えた人がいれば資産増につながっているはずです。98年に金を10Kg買ったとするとその年の平均価格は約1gで1,300円ですので1,300万円になります。去年の2015年の平均価格は4,500円ですので4,500万円で売ることが出来ました。投資時期を上手く選べれば金はリスクヘッジ商品としてだけではなく儲けられる商品にもなるということが分かります。90年代まで下落トレンドの中にあった金の価格は2000年代に入ってからは上昇トレンドへと変わっていきました。次の編では2000年代における金の価格の変化を見てみることにします。

中世に入ると、希少価値の高い金を科学的に生み出すため、「錬金術」と呼ばれる学問が誕生し、盛んに研究が行なわれました。

現在5.25-5.00%に設定されているFRBの政策金利が下がっていくとの期待が金融市場で続く間は、金価格への上昇圧力も続いていく可能性がありそうだ。

日本で使われる円建ての金価格は、ドル建て金価格をドル円為替レートで円換算したものであるため、円安時には高くなります。

フランスやオランダ、ベルギーなどでは、それ以降も金本位制を継続させる動きがありましたが、当時最大の国力を持っていたアメリカの協力を得られず、体制継続には至りませんでした。その後、各国は徐々に、中央銀行の管理下で紙幣を発行する管理通貨制度へ移行していきます。

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