来週の為替予想(米ドル/円)「底堅い米経済や大統領選挙がドル円を下支え、153円まで目線上がるか」ハロンズ FX 2024/10/19

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来週の為替予想(米ドル/円)「底堅い米経済や大統領選挙がドル円を下支え、153円まで目線上がるか」ハロンズ FX 2024/10/19
 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2024年10月18日 13時20分

底堅い米経済や大統領選挙がドル円を下支え、153円まで目線上がるか

米ドル一人勝ちどっち

米ドル/円は150円を回復しました。前半は中東情勢などの不安要因から、迷走する格好になりましたが、後半は株高、好調だった米小売売上高、思ったほど悪くなかった新規失業保険申請件数を受けて、米ドル/円は150.318円まで上昇幅を広げました。米ドル/円が150円台をつけたのは、約2カ月半ぶりです。ただ、その後は軽い達成感もあって、149円後半へ押し戻されています。

(各レート水準は執筆時点のもの)

 

FX実践解説、祝:ドル円150円回復「強い米経済指標」(2024年10月17日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

口先介入強まるか、石破政権の円安許容レベル確認へ

底堅い経済指標を受けて、30日物フェデラル・ファンド(FF)金利先物に織り込まれている政策織り込み度を見る、CMEのFedWatch ツールでは、11月FOMCでの0.25%利下げ確率は9割と、まだ高いものの、少し後退しています。来週の米地区連銀経済報告、新規失業保険申請件数、製造業・サービス業PMIを受けて、さらに利下げ期待がはく落するか注目されます。とはいえ、足もとのインフレ指標や米国のソフトランディング観測の進展を踏まえると、米ドル/円は少しずつ底堅さが増しているように感じます。加えて、米大統領選挙では、民主党・共和党のどちらが勝利しても財政拡大か米国債の増発が見込まれるため、米金利上昇を通じた日米金利差の拡大への期待も、米ドル/円をサポートしそうです。

米大統領選挙を巡っては、政府・議会すべてを民主党が勝利すれば、新興国通貨高・米ドル安に伴い円が小幅上昇するとの予想が優勢で、先ほどの見方と少し矛盾しますが、民主党が政府と議会の両方を制するとの見方は少ないため、円高への警戒は高まりづらいようです。また、共和党が勝利すれば、関税賦課に加え、減税を通じた財政刺激策の実現見通しから債券利回りが上昇して、ドルが強含むとの予想になっています。こうした点では、米ドル/円は底堅い推移が続きそうな雰囲気です。ただし、1カ月足らずで約10円ほど円安が進行していますので、どの辺りで本邦政府の口先介入が強まるのかによっては、米ドル/円の伸び代が違ってくるため、石破政権の出方にも注目が集まりそうです。

150.692円超えで定着なら、三役好転(テクニカル分析)

米ドル/円は、10月8日に147.35円レベルまで押し戻されたものの、そこから150円台を回復するなど底堅い動きが続いています。まだ、200日移動平均線の下側での推移となっているため、強気になり切れない部分はありますが、日足一目均衡表・転換線(148.835円)のサポートもあって、下方向は底堅さが増しつつあるようです。このまま、一目均衡表で強い買いシグナルとなる三役好転に持ち込めれば、200日線をも突破して153円付近まで目線が上がりそうです。逆に、一目転換線を下回れば、147.00円付近まで調整幅が広がる恐れもありそうで、慎重に押し目買いのレベルを見極めたいと、考えています。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:147.000-152.000

10/21 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

チームハロンズは、恒例のハロンウィン仮装の準備を着々と進めています。10月31日のハロンズライブ配信をご期待ください。また、それまで待てない方はこちらをどうぞ。

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来週の為替予想 米ドル 円

A.日本政府・日銀がドル売り円買いの市場介入に踏み切るかどうかです。ここニューヨークではいまの円安の水準は投機筋などが円売りをしかけていると見られていて、日銀の会合の結果が発表される前は1ドル=155円台半ば程度だった円相場は3円近くも値下がりしました。市場介入への警戒感はこれまでになく高まっていますが、介入を行って一時的に円高に振れても、日米の金利差が根本的な要因となっている以上、円安の流れを変えられるかは不透明です。また、来週にはFRBのパウエル議長が金融政策を決める会合のあと、記者会見を開きます。パウエル議長が利下げの時期が遅れることを示唆する発言をすれば、円安がさらに進む可能性もあります。日本政府と日銀の動向を含め、市場は緊張した状態が続きそうです。

2028年9月のドル円予想。当月始値 210.42、最低 204.98、当月最高 211.22。平均 208.68。月末 208.10。変更 -1.1%。

2028年1月のドル円予想。当月始値 190.01、最低 187.74、当月最高 193.46。平均 190.45。月末 190.60。変更 0.3%。

2026年6月のドル円見通し。当月始値 169.34、最低 162.63、当月最高 169.34。平均 166.61。月末 165.11。変更 -2.5%。

2026年9月のドル円予想。当月始値 168.74、最低 161.22、当月最高 168.74。平均 165.60。月末 163.68。変更 -3.0%。

2027年7月のドル円予想。当月始値 181.76、最低 178.83、当月最高 184.27。平均 181.60。月末 181.55。変更 -0.1%。

2028年9月のドル円予想。当月始値 200.81、最低 195.61、当月最高 201.57。平均 199.15。月末 198.59。変更 -1.1%。

2027年1月のドル円予想。当月始値 168.08、最低 168.08、当月最高 175.72。平均 171.25。月末 173.12。変更 3.0%。

2028年6月のドル円見通し。当月始値 188.79、最低 188.79、当月最高 197.37。平均 192.35。月末 194.45。変更 3.0%。

2028年2月のドル円見通し。当月始値 199.71、最低 194.14、当月最高 200.06。平均 197.75。月末 197.10。変更 -1.3%。

A.最大の要因は、日銀がただちに円安に歯止めをかけるつもりが無さそう、と市場が受け止めたことです。会合の前は日銀が円安への対策を示すのではないかという見方が市場にはありました。それだけに、植田総裁の会合の後の発言は為替の動きを、今は“傍観している”とも捉えられ、東京市場に続きニューヨーク市場でも円売りがさらに加速した形です。さらに、アメリカのインフレのしつこさを示す指標の発表もあり円安に拍車がかかりました。

2028年10月のドル円見通し。当月始値 198.59、最低 195.07、当月最高 201.01。平均 198.18。月末 198.04。変更 -0.3%。

輸出額が輸入額を下回ると、その国の通貨は弱くなります。これは貿易赤字と呼ばれ、中国のように自国通貨を強くし「仕事を家に持ち帰る」国と米国との間で、近年繰り広げられている貿易戦争の原因となっています。日本は自動車、工業用 品、その他関連部品など、アメリカへの輸出量を増やしています。現在、日本の対米貿易収支は685億ドルの黒字、サービス収支は105億ドルの赤字となっています。2010年、米国と日本の貿易収支が600億ドルの赤字だったとき、ドル/円は 87.78円でした。

2028年7月のドル円予想。当月始値 194.45、最低 194.45、当月最高 200.74。平均 196.85。月末 197.77。変更 1.7%。

2027年5月のドル円予想。当月始値 171.33、最低 171.33、当月最高 179.12。平均 174.56。月末 176.47。変更 3.0%。

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