大江戸温泉物語、高級化する理由

お台場屈指の観光スポットであり、年間100万人が訪れる人気施設「東京お台場大江戸温泉物語」が2021年9月5日で閉館することとなりました。閉館の理由は、東京都との事業用定期借地権設定契約が2021年12月に期限を迎えるため。契約の最長期間は20年で延長が認められず、再契約もかないませんでした。建物は解体撤去され、更地にして土地は東京都に返還されます。

大江戸温泉物語Premium 山下家にご期待ください！

かつてお台場で人気を博した温泉テーマパーク「大江戸温泉物語」を懐かしく思う方は多いのではないだろうか。 東京都との借地権契約の満了により、お台場の施設は2021年9月に閉館したが、その運営会社である「大江戸温泉物語」グループは、現在も東日本を中心に37の温泉宿・温浴施設を運営している。

そのような中、私たち大江戸温泉物語は、日本初の温泉テーマパーク「大江戸温泉物語」で得たノウハウを活かし、2007年から全国の温泉・温浴関連施設の経営・活性化事業を展開しております。

「温泉と旅の楽しさをもっと気軽に何度でも。」を掲げ、1泊2食付きの温泉旅行を1万円前後という手頃な料金でご提供してきた大江戸温泉物語ですが、Premiumシリーズでは、時代のニーズに合わせたサービスをご提供し、「こんな大江戸温泉物語の宿もあるんだ！」という新鮮な驚きを消費者の皆様にお届けしたいと思います。

この東京お台場大江戸温泉物語と土地契約の問題は、豊洲市場に隣接する「千客万来施設」の運営を巡り、対立を生んだ過去があります。この記事は、大江戸温泉と千客万来が辿った道を整理してお伝えするものです...

そしてなによりも、私たち自身が安定した経営と継続的な成長をすることで、「大江戸温泉物語に行けば、いつでもまた、あのホッとできるサービスが受けられる」という安心感・信頼感をお客様に感じでいただくことが大切だと私たちは考えています。

温泉施設運営の大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ（東京・中央）は長野県南木曽町の「大江戸温泉物語 ホテル木曽路」を高級路線の「TAOYA木曽路」にリブランディングし4月に開業する。飲食代など館内サービスの大半を宿泊料金に含める「オールインクルーシブ」の料金システムを採用する。全90室で定員は約340人。

「大江戸温泉物語Premium」シリーズとは？

大江戸温泉物語グループは当初、東京都江東区の温浴施設「東京お台場 大江戸温泉物語」の運営に特化していた。この場所はもともと、東京都知事の鈴木俊一氏が推進した世界都市博覧会の構想を、次の都知事の青島幸男氏が中止。跡地の有効活用を図る中で、プリント配線基板などのメーカー、キョウデンの創業者で当時会長の橋本浩氏らが、日帰りの温浴施設を作ることを考え、2001年に運営会社の大江戸温泉物語を設立。2003年に「東京お台場 大江戸温泉物語」として開業した。