【FX&CFD見通し】ドル円、大統領選まで底堅い展開?151円台は重要な上値抵抗に 10月22日(火)川合美智子

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【FX&CFD見通し】ドル円、大統領選まで底堅い展開?151円台は重要な上値抵抗に 10月22日(火)川合美智子
 

ドル円、大統領選まで底堅い展開?【外為マーケットビュー】

配信期間:公開日から2週間
※原則隔週の配信となります。次回配信は11月5日 (予定)

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

動画の要約

ドル円
現状:
150円台後半まで上昇
短期トレンドは強気

重要ポイント:
145円付近が主要サポートライン
144円を下抜けるとドル弱気に転換の可能性
151.80-90円が上値抵抗

今後の見通し:
大統領選まで大きな下落は限定的
149.20円が重要なサポートライン

ユーロ円
現状:
162-163円でもみ合い
円安の影響で上昇も、ユーロ自体は対ドルで弱含み

重要ポイント:
162.20円が当面のサポート
161.50円を割ると下落リスク増加

ユーロドル
現状:
三角持ち合いの底辺で推移
景況感の格差
ユーロ圏の利下げ予想が重し

重要ポイント:
1.07-1.074がサポートライン
1.15が主要レジスタンスライン

 

豪ドル円
現状:
100円前後でもみ合い

重要ポイント:
99円が重要なサポート
101.42円が直近高値
99円を割ると98円もしくは96円まで下落の可能性

 

全体的な市場環境:
米大統領選の不透明感
トランプ氏のリード報道
長期金利上昇によるドル高
円全面安の継続

目次

00:00 相場の振り返り
00:53 ドル円分析
06:50 ユーロ円分析
11:28 ユーロドル分析
13:29 豪ドル円分析

【CFD予想】日経平均、月末4万超えなら新しい上昇トレンド 10月22日(火)川合美智子

目次

00:00 日経225分析
04:36 金円分析
08:57 【PR】「外為どっとカレー」プレゼントキャンペーン

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川合美智子氏
外国為替ストラテジスト
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より、テクニカル分析の第一人者、若林栄四氏の下でテクニカル分析を研究、習得する。同行退職後、1998年まで在日米銀などでカスタマー・ディーラーや外国為替ストラテジスト、資金為替部長を歴任。現在は外国為替ストラテジストとして、テクニカル分析に基づく為替相場レポートを発信中。各種メディアへの出演も多数。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【FX&CFD見通し】ドル円、大統領選まで底堅い展開?151円台は重要な上値抵抗に 10月22日(火)川合美智子

FXCFD見通し ドル円 大統領選まで底堅い展開151円台は重要な上値抵抗に

しかし、現時点ではその可能性は低下している。米金融政策の不透明感に加えて、先週もうひとつ大きな動きがあったからだ。それが、国内政治の面で日銀の追加利上げに対するハードルがジワリと高まってきたことである。

この点について、まずは民主党とハリス候補が掲げる政策から考えてみると、対中国政策の強化、移民の抑制などは共和党とトランプ陣営が主張する政策と若干の違いはあれど、ほぼ同じである。大きな違いは法人税の引き上げであるが、この点は米国の株式市場に大きな影響を与えても、米ドルへの影響は限定的となることが予想される。

しかし、より長いスパンで考えた場合、2023年高値を更新していく、というシナリオには同意できない。米ドル/円の長期スパンにおける8年サイクルの制限がなお有効であれば、2023年の高値をもってすでにトップアウトし、今後2、3年の反落周期が想定される。

米国経済が底堅さを維持したまま、米ドル高政策を掲げるトランプ候補がアメリカ大統領選挙で勝利する場合、外為市場では「2016年の再来」と言わんばかりに、米ドル高が進行することが予想される。

米金利の切り返しで日米金利差は拡大してきた。しかし、金利差だけで151円近くまで上昇した米ドル/円の値動きを説明することはできない。言い換えれば、米ドル/円は、日米金利差以上の上昇幅だった。

最後に、今年の年末に向けたドル円(USD/JPY)の見通しについて考察したい。

結論から言えば、前回のレポートで示した「米ドル安→ドル円の下落→137~138円ゾーンのトライ」の見通しを上方に修正する必要がある。その理由は、上述したとおり米利下げペースの不透明感にある。

言い換えれば、前述のフォールス・ブレイクアウトのサインが本物である以上、豪ドル/円の騰勢はこれからも続き、またさらなる上昇モメンタムの強化に繋がる。そのため、一気に100円心理大台の打診もあり得るだろう。ここではあえて保守的な上値を提示しているが、基本的には強気変動の再加速で、上値を追う展開も予想しておきたい。

一方、民主党のカマラ・ハリス候補がアメリカ大統領選挙で勝利する場合、米ドルはどのような展開となるのか?

パウエルFRBが利下げ政策へ転換している状況を考えるならば、ドル円が再び160円台へ上昇する可能性は経済指標次第となろう。

豪ドル/円相場は先週続伸した。さらに、98.28円の高値打診をもってレンジ変動が終焉し、すでに上放れを果したことを示した。そのため、今週は場合によっては高値を追っても良い時期となり、高値更新を有力視している。

もちろん今後の経済指標でさえない内容が続けば、米ドル安の圧力が高まることが予想される。特にハリス候補が勝利する場合は「米ドル安→ドル円の下落」を受け、前回のレポートで取り上げた137円や138円の水準をトライする可能性が残るだろう。法人税が嫌気れ米株安となる場合は、リスク回避の円高が137円や138円をトライするきっかけになり得る。

長期にわたる利上げ政策を受けてなお堅調さを維持するアメリカの労働市場、急速に修正される米利下げペースに対する市場の思惑、そして米金利と原油価格の急反発という連鎖を受け、先週の外為市場では主要国の通貨で米ドル高の展開となった。

特に共和党のドナルド・トランプ候補が勝利する場合は、年末に向けて米ドル安ではなく米ドル高のシナリオを用意しておく必要がある。

米ドルのトレンドを考えるうえで重要な指標であるドル指数(DXY)は先週、中期の移動平均線である50日線のみならず、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準102.45レベルをも突破した。今週は、半値戻しの水準103.15のトライそして上方ブレイクが焦点となろう。

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