今回の『トレード日記』は、みんな大好きドル円上昇トレンドの押し目買いを解説していきますよー!
最近の米ドル&円といえば、「米FRB大幅利下げ観測の後退」や「日銀の追加利上げへの慎重な姿勢」などが明らかになってきたことで、
相場が元の“ドル高円安”へと戻りつつあります(・ω・)
ご覧のとーり、今年7月あたりからドル安円高に転換した相場もすでに半分以上戻してきてるんですよね。
結局のところ「根本的な問題である“日米金利差の縮小”が実現されない限り円安が解消されることはない」という見方も多く、
まだ目先は『ドル高円安』が続くんじゃないかなーってところで改めてドル円にターゲットを絞ってみますた(・∀・)
普段からドル円狙ってる読者さん(道場生さん)なら、同じようなとこでポジション持った人も多いかも?
もちろんORZ手法を使ってない人にもなるべくわかりやすいように解説していきますんで、ぜひ最後まで楽しんでいってください♪
【解説の前に】ORZ手法の概要をサクッとご紹介
初めましての方はまずORZ手法の大枠だけでも理解しておくと、トレード解説も読み進めやすいかと思います!
※「ORZ手法は知ってるよ!」って人はすこーし下にスクロールしてトレード解説から見てねん(σ・∀・)σ
ORZ手法の手順(ざっくり) | |
---|---|
①わかりやすい相場の選定 | 監視対象を一通り確認後、通貨ペア・時間足を絞り込む。 |
②エントリーポイントの選定 | その相場状況に合った手法(仕掛け方)を見極める。 |
③決済ポイントの選定 | 損切りや利確する位置・幅を事前にある程度決めておく。 |
④エントリーの最終判断(下位足) | エントリーのタイミングや見送るかどうかを決める。 |
⑤エントリー後は想定の範囲内に収める | 損切りは自動(逆指値)。利確は自動(指値)か伸ばすかなど臨機応変に。 |
※詳しくはこちら→【シンプルイズ最強】長年愛用のFX手法を大公開!
そんじゃトレード解説いってみよー!
根拠はやや薄めの抵抗帯から様子見の打診買い
【今回のメインターゲット/ドル円4時間足】
・上昇トレンド自体は明確で強い。
・ただ4時間足のMA20単体だと押し目買いのエントリー根拠としては正直弱い。(せめてもう1つぐらいは抵抗帯(根拠)が欲しい)
・ファンダメンタルズ的に「ドル高円安の流れ」であるとはいえ、買い場としてやや心許ないのはたしか。
もうちょい判断材料が欲しいなーってところで、上位足に目を向けてみますた。
【上位足の確認/ドル円週足&日足】
・冒頭でも言ったとおり、ここひと月ちょいで下落幅の半分以上を戻してる(上げてる)勢い。
・ドル円は151.5〜152.00あたりのラインが注目されてたが、ラインの上にはギリギリ乗っかってるカタチ。
・このラインが抵抗帯として機能してくれれば、後押し材料としてはより心強い。
全体の根拠としてはやや弱いけど、上手く乗れれば「ドル高円安」の流れでそれなりに利益狙えそうだし、仕掛けずに上がったりしたらそれはそれで後悔しそう。
そんな感じで、
「確たる自信はないけど、ある程度の期待値の高さからポジションを持っておきたいポイント・相場」
みたいなときには“※1打診買い(売り)”が便利です(・∀・)
※1…一般的には「相手(市場)の出方(反応)を伺うために小さめのロット数でトレードすること=打診買い(売り)」
・狙いは4時間足MA20+1時間足MA100付近からの押し目買い。(根拠としては正直弱め)
・長期のラインが上への抵抗帯として機能するかどうか。
・ファンダメンタルズ的な期待値は高いが、テクニカル的には不安材料もあるためロット数を下げて打診で買う予定。
思ったより早くにエントリーチャンス到来!
最後の仕上げは、下位足の値動きを見ながらエントリータイミングの確認(厳密にはエントリーの最終判断)をしていきますぞい(σ・∀・)σ
【ドル円15分足/10月25日9時前】
・今回のベースが4時間足なので、確認する短期足はやや大きめの15分足。
・MA20は少し割れてしまっているが、2度つけてる安値を割れなければ許容範囲。(割れたらエントリーは見送り)
・逆に2度目の安値からしっかり反発してダブルボトムを形成すればチャンス。
・ある程度時間はかかりそうなので、手動ではなく「IFD注文」を活用。
・ネックライン上抜け151.950にエントリー注文の「Buy Stop(ここまで来たら買い)」を設置(3ロット)。
・4時間足MA20&直近の安値割れ151.450に損切りを設置。
※エントリータイミングの見極め方については下記ページを参考にしてみてください(・∀・)
【ドル円15分足/10月25日9時30分ごろ】
注文を入れてから1時間足らずで、思ったより早く相場が展開!
4時間足MA20も機能して反発上昇し、しっかりとダブルボトムを形成!
そのままエントリー注文にぷすりと刺さってトレード開始でっす((((っ・ω・)っ
選挙結果による強烈な株高が円売りを後押し!
【ドル円15分足/10月25日15時前】
ひええぇ…(´д`)
エントリー後すぐの反転からあわや何もできずに損切りのピンチ。
ギリギリのところから浮上して何とか難を逃れました。笑
【ドル円15分足/10月25日23時50分ごろ】
一難去ってまた…ってほどじゃないですが、今度は保ち合いモードに突入しましたね(´﹃`)
エントリー直後に反発したところが抵抗帯になっている模様。
この時点で週末金曜の夜。日曜には衆議院選挙もあるし非常に迷いましたが、元々打診で買ってるポジだしこのまま持ち越すことに決めました!
そして迎えた運命の週明け…。
【ドル円15分足/10月28日9時30分】
どかーーーーん!
ドル円さんが大窓空けてそびえ立ってるじゃあーりませんか(´∀`)
ここで逆指値をグイッと押し上げたいところですが、まだ4時間足前回高値を抜けておらず反動による下落もあり得るためひとまずは建値確保。
この変動は「ラッキー」というほかありませんが、円売り爆発の要因は朝イチ日経平均(株価)の大暴騰ですね。
風のウワサでは「自民党および石破さんの敗北を受けて急激な株高になった」とのこと。
正直ギャンブル的な要素もあったのであんまり褒められた展開じゃないですが、まぁこれもFXトレードのオモロいところですねw
【ドル円15分足/10月28日10時過ぎ】
そしてその後間もなくすると、あっさり4h前回高値を突破!
ここで一気に逆指値を+90pipsまで押し上げます(σ・∀・)σ
こんだけの窓が空いてるので「いつ埋めに来るか」と正直ヒヤヒヤしてましたが、難なくプラス圏を確保できてよかった♪
【ドル円15分足/10月28日14時20分】
さらに上げ幅を拡大したところでもういっちょ逆指値を押し上げて+130pipsを確保!
先日公開したショートでも解説しましたが、トレールをする際は
「抵抗帯を盾にして少し下(外側)をついていく」
みたいな感じでやっていくと、
- 抵抗帯で反発すれば利益をさらに拡大
- 抵抗帯を割れば期待値DOWNで潔く撤退
といったメリハリのあるムーブができるのでオヌヌメです(・∀・)
※ショート動画も置いておくのでよかったら参考に↓
【ドル円15分足/10月28日15時30分ごろ】
そうこうしてるうちに急激に円が買われ始め、あっちゅー間に逆指値へとぷすり。
まぁキレイにダブルトップ作って落ちてきてるし、このままの勢いで窓も埋めにくる可能性も考慮すると引き際としては悪くないか?
+130pips(+390,000円)でフィニッシュです!モロター(゚∀゚)
何やかんやで最近調子良さげ。
やっぱりそれなりに方向感のある相場は利益もGETしやすいですね(´∀`)
ちなみにその後の展開はというと…
【ドル円15分足/10月29日15時30分ごろ】
案の定の窓埋め。
あのまま引っ張ってたら70〜80pipsは含み益溶かしてたし、やや勢いがなくなってる感じを見るとまぁまぁイイとこで逃げれたっぽいですね(´ω`)
打診買いは便利だけど乱発は控えよう
てなわけで今回はドル円上昇トレンドの押し目買い(打診)を解説してみましたー!
結果として利益はGETできましたが、まぁやっぱりいつもと比べると根拠の薄いポイントでのトレードだったことはたしかです。
ファンダメンタルズによって大局は「ドル高円安」とはいえ、入りどころを見誤ればそもそも波に乗ることはできないですからね。
打診買い(売り)ってのは便利な言葉で、コレに慣れちゃうと大した期待値のないポイントでも
「ロット数下げればOK」
みたいな感覚になってしまいがちなので、なるべく乱発は控えつつ
“本当にポジション持って様子を見たい相場”
のときに使うようにしましょ(`・ω・´)ゞ
「そもそも相場状況を正しく分析できないから打診買いもクソもない」
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ドル高円安で上昇期待値の高そうなドル円で打診買い
巷では170円までの米ドル高・円安の進行がもはや時間の問題と言われているが、そう簡単にいかないと思う。円売りの対極として米ドルが継続的に買われなければならないから、米ドル全体の基調が弱くなっていくなら、米ドル/円の頭の重さも徐々に露呈してくるはずだ。
利上げ観測が浮上する豪ドルは言うまでもなく、豪ドル/円急騰の背景に、豪ドル/米ドルの高値トライ(目先1月5日以来の高値)がある。
先般の大規模介入で当局が死守した1ドル160円という水準は、チャート的には「超円安」への流れを阻止する、ギリギリの防衛ラインと見ることができそうです。このため、短期的には市場と当局の「痺れる神経戦」が続くこととなりそうです。とはいえ、ファンダメンタルズから大きく乖離して見える現在の「行き過ぎた円安」は、その持続性に疑問があるだけでなく、その後の「円高シナリオ」の振れ幅を増幅する可能性があります。特に、日米の短期金利差が5%を下回ってくる局面では、為替市場でのボラティリティ上昇をきっかけに「思いがけない円高」が生じる可能性があるため、その動向には注意が必要でしょう。
週明け9/30(月)の東京株式市場では、日経平均株価が大幅反落しました。午後には一時37,797円(前週末比2,031円安)まで急落しました。また、外為市場では、ドル・円相場が141円台半ばまで、9/27(金)に一時1ドル146円台半ばまで進んだことを考えると、5円程度円高・ドル安が進んだことになります。
・今週の米ドル/円は、150〜155円中心のレンジで波乱含みの展開を予想する。
120日MAは、投機筋の代表格であるヘッジファンドの売買転換点とみられています。そんな120日MAを米ドル/円が上回ったことで、ヘッジファンドなどの投機筋が米ドル売りから米ドル買いへ戦略転換に動いた可能性があります。これが、一時153円台までの米ドル一段高を後押しした面もあったのではないでしょうか。
このため、日米政治要因からすると、日米金利差の拡大を受けた米ドル買い・円売りトライが基本シナリオになるでしょう。その場合は、この間の米ドル/円の高値を更新、一気に155円を目指す可能性があります。
(1)9/30の株価急落は、いわゆる「高市トレード」の巻き返しの部分が大きそうです。9/27(金)取引時間中に、自民党総裁選挙の第1回目投票で、高市氏がトップとなり、その後は同氏勝利を織り込む展開となりました。同氏は緩和的金融政策を主張していたため、この日は円安・ドル高が進み、国内金利上昇が追い風になりやすい銀行株が売られる展開でした。しかし、逆転劇により石破氏が勝利したことで、取引終了後は「高市トレード」の巻き戻し(円買い・ドル売り、株式の利益確定売り)が生じ、その流れが9/30も続きました。したがって、9/30の急落は石破氏の経済政策を嫌気した面だけではないと考えられます。
ヘッジファンドの取引を反映しているCFTC(米商品先物取引委員会)統計による投機筋の円ポジションは、15日現在では3.4万枚の買い越し(米ドル売り越し)でした。つまりこの頃まで、ヘッジファンドのポジションは、米ドル売り・円買いに傾斜していた可能性があったわけです。
以上を踏まえると、今週の米ドル/円は、150〜155円中心に波乱含みの予想が基本になると考えられます。
となると、円全面安と言い切るのは簡単だが、米ドル高の基調が続かないなら、米ドル/円のみの連騰はやはり想定しにくい。
従って、5月に入ってからの切り返し自体が強くても、4月高値と「ダブル・トップ」を形成していく可能性がある。言ってみれば豪ドル/米ドル次第であり、一旦高値の再更新があっても許容範囲内におさまるだろう。もっとも、5月1日の大陰線は、一旦節目の100円直前まで迫ったものの、その後の安値更新がなかった。
もう1つ注目されたのは、テクニカルな影響です。先週の米ドル/円は7月下旬以来となる、120日MA(移動平均線)を上回る動きでした(図表3参照)。
ところが、米ドル/円が120日MAを上回る前日の22日現在で円買い越し(米ドル売り越し)1.2万枚へ大きく縮小しました(図表4参照)。
以上のように、120日MAを米ドルが上回る動きに向かい、ヘッジファンドなどが米ドル売り・円買いポジションの手仕舞いを拡大したことが、先々週までの小動きから米ドル一段高へ大きく動いた一因だった可能性があります。
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