前日の海外市況
海外市場概況
- ドル・円:153円87銭まで上昇後、JOLT求人件数を嫌気して153円04銭まで反落。
- ユーロ・ドル:1.0826ドルまで買われた後、一時1.0769ドルまで下落。
- ユーロ・円:166円08銭まで上昇後、一時165円39銭まで反落。
- NY原油市場:小幅安、押し目買いで下げ幅縮小。
- NY株式市場:まちまち、雇用減速を警戒。
本日の予定
- <国内>
- 日銀金融政策決定会合(31日まで)
- <海外>
- 09:30 豪・7-9月期消費者物価指数(前年比予想:+2.9%)
- 17:55 独・10月失業率(予想:6.1%、9月:6.0%)
- 18:00 独・7-9月期GDP速報値(前年比予想:+0.1%)
- 19:00 ユーロ圏・7-9月期GDP速報値(前年比予想:+0.8%)
- 21:15 米・10月ADP雇用統計(予想:+11.0万人)
- 21:30 米・7-9月期GDP速報値(前期比年率予想:+3.0%)
- 22:00 独・10月消費者物価指数速報値(前年比予想:+1.8%、9月:+1.6%)
経済指標
- 米・8月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+5.2%(予想:+5.10%)
- 米・8月FHFA住宅価格指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%)
- 米・9月JOLT求人件数:744.3万件(予想:800万件)
- 米・10月消費者信頼感指数:108.7(予想:99.3)
要人発言
- 関係筋「中国は今後数年間で国債など10兆元超の追加発行の承認を11月に検討へ(報道)」
- 10月政府月例経済報告「総括判断:景気は一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」(据え置き)「生産はこのところ横ばい」(下方修正)
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株式会社フィスコ
前日の海外市況ほかドル 円153円87銭まで上昇後 JOLT求人件数を嫌気して153円04銭まで反落
29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米10年債利回りの上昇したことで153.87円まで上昇したものの、予想を大幅に下回った9月米JOLTS求人件数を受けて一時153.04円付近まで失速した。ユーロドルは米長期金利の上昇で1.0769ドルまで下落した後、1.0810ドル台まで持ち直した。
米労働省が10月29日に発表した9月JOLTSで求人件数は41.8万件減少し、744.3万件にとどまった。ハリケーン被害の影響があったものの、求人件数は2021年1月以来の低水準。この結果を受けて米長期金利は低下し、リスク選好的な米ドル買いはやや縮小。12月の利下げ確率はやや上昇した。
29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅に3日続伸。終値は153.36円と前営業日NY終値(153.29円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが上昇したことを受けて欧州時間からの買いが継続。21時30分過ぎには一時153.87円と本日高値を付けたが、昨日高値の153.88円には届かず伸び悩み。9月米JOLTS求人件数が744.3万件と予想の800.0万件を大幅に下回ったことが伝わると153.04円付近まで失速した。 ただ、同時に発表された10月米消費者信頼感指数が良好な内容だったほか、米金利が上昇幅を拡大すると153.75円近辺まで持ち直す場面も見られた。一方で、米7年債入札が好調だったことで米金利が一転低下したこともあり戻りも限られ、その後は153円台半ばを中心としたもみ合いとなった。
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