東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に152円台で推移か、米国の追加利下げを想定してドル買いがただちに拡大する可能性低い」
1日のドル・円は、東京市場では151円79銭から152円65銭まで反発。欧米市場では151円80銭まで売られた後、一時153円09銭まで反発し、152円98銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に152円台で推移か。米国の追加利下げを想定してリスク選好的なドル買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
日本銀行は先週開催の金融政策決定会合で現行の政策を維持したが、金融正常化に前向きな方針を堅持し、市場では12月にも追加利上げに踏み切るとの見方が浮上している。また、日本の政治不安を警戒してリスク回避的な円買いが増える可能性は残されている。ただ、11月5日投開票の米大統領選で、共和党のトランプ前大統領は激戦州と呼ばれる複数の州で民主党のハリス氏をややリードしていると一部で報じられており、トランプ氏の大統領選勝利を予想する市場参加者が増えている。トランプ氏が主張する政策には長期金利の上昇を招く可能性があるものも含まれており、目先的なドル買い材料となり得る。そのため、米大統領選挙の結果判明前に米ドル買い・円売りが大幅に縮小する可能性は低いとみられる。
《午前8時現在》 ドル・円: 151.50円-153.50円 151円台半ば近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 164.50円-166.50円 164円台半ば近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円:100.00円-101.50円 100円近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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