トランプ返り咲きの影響で金(ゴールド)は暴落!|週刊 米ドルと相性抜群ランキング(特別号) 2024/11/10

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トランプ返り咲きの影響で金(ゴールド)は暴落!|週刊 米ドルと相性抜群ランキング(特別号) 2024/11/10
 

外為どっとコムが提供するCFDサービス「CFDネクスト」の各銘柄(WTI原油、金スポット、銀スポット、天然ガス)と米ドルの「相性」(相関性)をランキング形式でまとめました。銘柄ごとの変動要因についても簡素にまとめています。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

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米大統領選、トランプ勝利に一番影響を受けたのは…

今回の本レポートは、大注目だった米大統領選の特別号! 世論調査でトランプ候補、ハリス候補の支持率が拮抗する中、10月後半からはトランプ候補の勝利を見込んだ「トランプトレード」が始まり、ドル円相場は上昇しました。一方のCFD商品銘柄はどう反応したのか?最も顕著だったのは金(ゴールド)価格の下落でした。トランプ氏の当選は金価格に対して負の相関があったともいえそうです。原油価格などほかの商品銘柄には大きな影響はなかったようです。

WIT原油の変動要因と過去3カ月の値動き

ポイント:WTI原油価格は、トランプリスクが意識される

原油相場の変動要因は以下の通り

NEW!・米エネルギー省の週報で米国内の原油在庫は予想以上に増加、ガソリン在庫は減少予想に反して増加となった
NEW!・トランプ氏が大統領に返り咲くことで、イランやベネズエラに対する敵対的な政策が再び実行される可能性がある
NEW!・米メキシコ湾岸にハリケーン「ラファエル」が接近している
   ・石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成されるOPECプラスは12月から計画されていた供給拡大を1カ月以上遅らせる可能性があると伝わった

天然ガスの変動要因と過去3カ月の値動き

ポイント:天然ガスは、下げに転じる

天然ガス相場の変動要因は以下の通り

NEW!・米エネルギー情報局(EIA)の週報では、米国内の天然ガス貯蔵量は69Bcfの増加。市場予想は67.00Bcfの増加だった。総貯蔵量は過去5年平均を約6%上回っている(11/1時点)
※Bcf=10億立方フィート
    ・米バイデン政権は2024年1月にLNGが環境に与える影響を評価するためにLNGを新たに輸出する際の許可を一時的に凍結    

金(ゴールド)スポットの変動要因と過去3カ月の値動き

ポイント:金(ゴールド)スポット価格は、トランプ氏返り咲きで急落

金(ゴールド)スポット相場の変動要因は以下の通り

NEW!・米大統領選の結果、トランプ氏が大統領に返り咲くことが決まり、金価格は約3%急落した
    ・金価格は10月30日に一時1トロイオンス=2801.80ドルまで上昇し史上最高値を更新した
    ・中国では金価格の記録的な上昇を背景に消費者が金の購入を控えている
    ・中東やウクライナの紛争による先行き不透明感により逃避先としての金の需要が増している

銀スポットの変動要因と過去3カ月の値動き

ポイント:銀スポット価格は、過去10年の高値圏から急落

銀スポット相場の変動要因は以下の通り

    ・中国の製造業の回復と太陽光パネルの需要増加から銀価格の上昇を後押し
    ・金同様に装飾需要がある
    ・幅広い産業需要があり、需要の5割以上が工業用需要。そのため経済が上向くと銀の需要が増える
    ・太陽光パネルなど幅広く使われているため、ここ数年は供給不足気味
    ・価格が低い分変動率が大きくなってしまう

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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トランプ返り咲きの影響で金 ゴールド は暴落週刊

ビットコインは6万ドルを突破。トランプ氏の暗号資産(仮想通貨)に優しい姿勢を反映している可能性がある。S&P500種株価指数先物はニューヨーク午後6時5分(日本時間15日午前7時5分)時点で0.1%上昇。

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トランプトレードが再燃する可能性を考えるならば、銀価格の上昇局面では金と同じく、レジスタンスラインでの反落を常に警戒したい。

しかし、そうした取引がさらに活発になりそうだ。トランプ氏はペンシルベニア州の選挙集会のステージ上で耳を撃たれた後、毅然(きぜん)とした姿勢を示すことで支持者を奮い立たせ、同情を引いている。

最近、金(ゴールド)価格が急上昇しています。2024年7月17日時点の田中貴金属工業の店頭小売価格は1万3879円。私(大口)の若い頃には4000円台で、23年7月には9600~9800円台だったのが、わずか1年で約45%も上がったのには驚きます。金が上がりすぎて「貧者の金」と呼ばれる銀の価格までが上昇している現状です。では、肝心の金は今からまだ買っていけるのでしょうか?

米10年債先物はアジア時間早朝の取引で下落したものの、米国債は投資家が一時的な安全を求めると上昇する傾向があるため、トランプ氏の財政・通商政策がインフレ圧力を高めるとの見方から長期債のパフォーマンスが低下し、イールドカーブがスティープ化することを見込んだ国債市場のトランプトレードが歪む可能性がある。

トロント・ドミニオン銀行の外為・新興国市場戦略のグローバル責任者マーク・マコーミック氏は、「われわれにとって、このニュースはトランプ氏が最有力候補であることを裏付けるものだ。われわれは、2024年後半から25年初めにかけてドルの強気を維持する」と述べた。

どうなれば金(ゴールド)価格は大暴落する?

さて、トランプ氏の大統領への返り咲きは、今後のアメリカ経済や市場にとってどのような意味を持つだろうか。すでにS&P500種指数などアメリカの主要株価指数は軒並み史上最高値を更新、ビットコインなどの暗号資産もやはり史上最高値をつけているが、今回はコモディティ(商品)市場に焦点を絞って、今後の動向を考えてみたい。 ■「レッドスイープ」なら、長期金利は一段と上昇の懸念 コモディティ市場の方向性を考えるうえでは、やはり長期金利の動向から目をそらすことができない。その点においては、ハリス、トランプ氏のどちらが大統領選挙に勝利するのかよりも、政権と議会が異なった政党になるという、所謂ねじれ現象が起こらなかいことに大きな意味がありそうだ。

トランプ前米大統領の暗殺未遂事件を受け、世界の金融市場が再開し始めたときに起きる可能性が高いのは、トランプトレードがさらに勢いを増すということだ。

ハリス氏にとっては、バイデン政権前半のインフレの急速な進行が有権者の怒りを買ったことや、その後も有効な経済政策を打ち出せなかったことが尾を引いた。さらに、自らも有権者へのアピールも足らなかったことなどが敗因とされているが、要するにトランプ氏に力負けをしたということだろう。 一方、議会選挙でも共和党が上院で過半数を奪還することが確定的となり、現在は下院でも過半数維持ができるかどうかが焦点となっているが、この途中経過を見る限り、結局4年間の民主党政権に対して、有権者がノーと言ったことは間違いないと思われる。

銀価格が30ドルをトライするサインとして3つのサポート水準-6日の安値、50日線そして短期サポートラインの攻防に注目したい。

11月5日に行われたアメリカ大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプ前大統領が民主党のカマラ・ハリス副大統領に勝利することが確定的になった。 再選を果たせなかった大統領がその次の選挙で勝利するというのは、1880年代から1890年代にかけて、第22代と24代を務めた民主党のグロバー・クリーブランド大統領以来、2人目となる。 ■トランプ氏に完全に力負けしたハリス氏 筆者が住んでいるアメリカでも、投票前は主要メディアが大接戦を予想していた。だが、いざフタを開けてみればトランプ氏が「スイングステート」と呼ばれる接戦州のほとんどを制するという、圧勝だった。

トランプ氏がホワイトハウスに返り咲き、減税や関税引き上げ、規制緩和を実現させるとの観測に基づく一連の取引は、先月の討論会でのバイデン大統領の精彩を欠くパフォーマンスで再選に向けた取り組みが危うくなって以来、既に勢いを増していた。

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