妻の海外赴任に同行 価値観の変化
海外生活を通して価値観や考え方が大きく変化したり、改めてご自身の大切にしていた価値観に気づいたり…本帰国された方々のそんな声をまとめた記事を掲載しています。本帰国前に不安な気持ちを抱える方、本帰国後に戸惑いを感じている方におすすめです。
また、海外生活を経験することで、価値観や重視するポイントが変化し、帰国後に新しいジャンルや業界での仕事にチャレンジするという駐在妻も少なくありません。
【シンガポール駐在妻のモヤモヤ解消とキャリアデザイン】 Vol.32 あなたは今、シンガポールに「友達」とはちょっと違う、「仲間」と呼べる人がいますか?
駐在妻の生活を見てみると、不安になる部分もあるかもしれません。とくに、駐在するために仕事を辞める決断をしたものの、その後どうすれば良いんだろう? とキャリア形成の面での不安は拭いきれないでしょう。
今まで多くの方にご覧いただき、ありがとうございました!アンケートにご協力いただいた72名の駐在妻の方々にも、改めて感謝申し上げます。
これまで日本でバリバリ働いていた妻の場合はとくに、海外生活を送ることで自由な時間を得るかもしれません。興味のある内容や趣味を極めることで、その後のキャリアにつながることも十分に考えられますよ。
【シンガポール駐在妻のモヤモヤ解消とキャリアデザイン】 Vol.33 せっかく得た新しい知識やスキル、皆さん「アウトプット」していますか?
その変化の波を感じつつ、自分の裁量で、主体的に仕事の範囲や時間、場所を決められる人がもっと増えて欲しいと考えています。また、多くの人が仕事や家庭に加え一つ、二つとさまざまなコミュニティに属することで、より一層柔軟な価値観が育まれることを願って、私自身も活動を続けていきたいと思います。
これまでにない価値観を身に着けさらに成長したに違いないさくらさん。
30代の英会話講師。2019年〜2021年、夫の仕事の都合で南米ウルグアイのモンテビデオに滞在しました。自分自身の価値を見失い、アイデンティティークライシスを起こしかけた駐在妻生活。そこから自己投資に目覚め、様々なことにチャレンジする中で自分を取り戻し、現在に至ります。世界中で頑張っている駐妻さん、英語学習に取り組む皆さんを心から応援するブログです。
内容は様々ですが、『価値観が変わった』『考え方が変わった』という回答されている方が圧倒的に多かったです。キャリアや日本での生活と距離を置き、海外に引っ越しをするというイレギュラーな経験から、今までの価値観が大幅に変わるきっかけになったという方が多くいらっしゃるようです。
私は会社を退職し、ケニアに移住した経験を通じて、職場という一つのコミュニティだけに属するのではなく、さまざまなコミュニティに勇気をもって飛び込むことが人生をより豊かにすると知りました。多様な価値観との出会いが、内省を深め、柔軟な生き方を育みます。さらに、自身の成長はもとより仕事への向き合い方にもより良い影響を与えるとも思います。
元共同通信記者の小西一禎さん(52)は40代半ばで妻の海外赴任に合わせ、会社を休職した。政治部記者として、政治の中枢を忙しく取材する日常は一変し、異国の文化に戸惑いながら妻の稼ぎで生活する毎日が始まった。そんな「駐在員の夫」としての経験が、小西さんに価値観の変化を迫ったという。
この国に来るまで英語講師として働いていました。長く大学生〜大人向けに教えていましたが、最近は子供英会話講師になり、1人で95名の生徒を抱えて忙しい毎日。充実していました。英語教育が私の専門であり、アメリカの大学院も出ています。しかし、今まで培って来た努力が1つも役に立たない毎日に立たされ、自分の価値観について深く考えるようになりました。
「何かキャリアにプラスになることをしなければ・・・」という焦りを感じる方もいるかもしれません。シンガポールで帯同配偶者の就労が制限されることになり、がっかりしている方も多いことでしょう。でも「ワークキャリア」は中断しても、「ライフキャリア」は人生すべての経験として続いていきます。環境の変化により様々な苦労もあると思いますが、日本にいたときには気づかなかった多種多様な考え、価値観があることを知り、そして実感しているはずです。その視野の広がりは、今後に必ずプラスになります。
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