欧米市場オープニングコメント
「ドル・円は伸び悩みか、ドル買い地合い継続も日本の介入に警戒」
12日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米トランプ次期政権への政策期待やインフレ再加速の思惑から、ドル買い地合い継続の見通し。ただ、心理的節目の155円が射程圏内に入れば、介入への警戒で上値が重くなりそうだ。
11日はNY市場の一部休場で薄商いのなか、米トランプ次期政権の政策期待や景況感の改善を背景にドル買い地合いが継続。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者がハト派姿勢を弱めたこともドル買いを後押しした。ユーロ・ドルは1.06ドル台で弱含み、ドル・円は154円を目指す展開に。本日アジア市場はドル先高観からドル・円は154円を上抜ける場面もあったが、その後は節目付近の売りに押されドルは失速した。この後の海外市場はドル先高観が続く見通し。今晩も材料が乏しいものの、足元で発表された経済指標は堅調で、全般的にドル買い要因となろう。トランプ次期政権の政策運営をにらみ長期金利は下げづらく、ドル買いを支える。一方、今週発表の消費者物価指数(CPI)の再加速への思惑が広がり、ドル売りを抑止。ただ、ドル・円は155円以上の水準で日本の為替介入が警戒されるため、154円台ではドルの上値が重くなるとみる。
通貨別分析
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株式会社フィスコ
12日午前の東京市場でドル円は上昇後に小幅反落
12日午前の東京市場でドル円は上昇後に小幅反落。
【米・10月小売売上高】(15日発表予定) 11月15日発表の米10月小売売上高は前月比+0.3%の見通し。市場予想を下回り、米国経済のソフトランディング期待が低下すれば、ドル売り要因になりやすい。
*18:58JST 欧州為替:ドル・円は154円17銭まで上昇12日のロンドン外為市場でドル・円は、153円71銭から154円17銭まで上昇している。 米10年債利回りが4.3...
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