[ユーロ米ドル]奈落のユーロ

欧州市場ではドル買いが先行。また、デギンドスECB副総裁が「インフレがかなり低下」「インフレが目標に収束すれば金融政策もそれに応じて対応」など利下げを示唆したこともありユーロは1.05を割り込み1.0497まで下落。
その後は利食いなどの買いから1.0582まで反発。しかしNY市場ではトランプラリーによるドル買いが継続する中で反落。また、パウエル議長が利下げに慎重な発言をしたことからドル買いが一段と進みユーロは1.05付近まで押し戻された。
FRBの利下げ政策は緩やかに継続される一方でECBはドイツ政情不安などを背景に利下げに前向きな姿勢が示されており、ユーロの下げに歯止めがかからない。
ただ、先週から400ポイント余り下落しており、今日は週末ということもあり調整の買い戻しには注意したい。

ユーロドル予想レンジ：1.0600（50％）～1.0450（23年安値）

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