セブン買収を巡るこれまでの動きは？
カナダの流通大手から買収を持ち掛けられているセブン＆アイHDだが、それに対抗するために経営陣がMBOを提案したとの報道が流れた。8月から続く同社の買収劇は新たな展開を迎えた。
セブン＆アイ・ホールディングス（HD）の創業家が自社買収（MBO）を検討していることを巡り、創業家側を中心に設立する特別目的会社が、メガバンクなどから資金を調達し、セブン＆アイの株式の公開買い付け（TOB）を実施して、今年度中に完了させる案で交渉を進めていることが19日、明らかになった。
13日の東証でのセブン＆アイ株は、この提案に対して鋭く反応。前日を2,227.5円で終えた同社の株は13日前場は前日終値付近で横ばいだったが、昼休み中にMBO提案が報じられると後場には買いが殺到。一時は上げ幅が16％を超え、終値は11.8％高の2,490円だった。セブン＆アイの買収話は新たな展開を迎えている。
そう考えると、このMBOの影響は単にセブン＆アイ一社の問題にとどまらず、日本の小売業界全体に波及する可能性がありますね。
おっしゃる通りです。セブン＆アイが非上場化することで、業界のリーディングカンパニーの動向が見えにくくなり、競合他社の戦略立案にも影響を与える可能性があります。
8月19日に公表された最初の買収提案はセブン＆アイ株1株あたり14.86米ドル（カナダの企業であるがカナダドルではなく米ドル）で、当時の為替レートで換算すると1株あたり約2,300円。総額にして6兆円弱という超大型買収案件だった。また買収の最初の提案は7月後半に来たと発表された。
コンビニのセブンイレブンやスーパーのイトーヨーカドーなど日本の代表的な小売チェーンを統括するセブン＆アイHD（銘柄コード：3382）だが、8月にカナダの流通大手から買収を持ち掛けられて以来、その将来に注目が集まっている。
セブン買収を巡るこれまでの動きは？
その通りです。セブン＆アイのMBO劇は、単なる一企業の問題を超えて、日本の経済システム全体に関わる重要な事例となりそうです。今後も細心の注意を払って見守る必要がありそうですね。
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