日経平均株価は続落。直近安値を下回る下値模索となり、一時は38000円を割り込む場面もあった。75日移動平均線(37897円 11/21)付近では下げ渋ったものの、11/1安値を終値ベースで下回る展開となった。
RSI(9日)は前日の23.4%→15.5%(11/21)まで低下。11/1安値を下回るややネガティブな動きとなり、一目均衡表でも終値で雲の中に入り込んだ。雲上限(38566円 11/22)や下向きの10日移動平均線(38732円 11/21)などが目先の上値抵抗となりやすく、調整が長引く要因となる。あすはようやく上向きに転じる可能性が高い75日移動平均線付近を支持に、雲上に急回復できるかが焦点となる。
依然として10月からのもみ合いの範ちゅうであり、当面は10/16の下げで開けたマド埋め(39910円)を通過点に4万円突破へ勢いづくかが焦点となる。8月安値(31156円)を起点とした上昇局面では高値圏を保っており、一段高となる前の揺り戻しが続いていると判断したい。
上値メドは、10日移動平均線、心理的節目の39000円や39500円、11/7高値(39884円)、10/15高値(40257円)などがある。下値メドは、10/2安値(37651円)、9/12高値(36902円)、9/17安値(35828円)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう
「移動平均乖離率」は、移動平均線を応用したテクニカル指標と言えます。
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週は25日移動平均線で上値を押さえられていたため、今週そこを回復できるかどうかがポイントでした。
数あるテクニカル指標の中でも、もっとも活用方法が多く、有効性の高い指標の一つです。移動平均線は非常に有用なテクニカル指標ですので、ぜひ、あなたも移動平均の活用方法をマスターしてみてください。
このように、移動平均線は、対象の銘柄の株価のトレンドを把握したり、仕掛けるタイミングを見極めることが出来るなど、非常に有用性の高いテクニカル指標です。
この傾向を利用したテクニカル指標に、「移動平均乖離率」というテクニカル指標があります。株価の移動平均線からの離れ具合を見て、株価の上昇、もしくは下落が行き過ぎかどうかを判断するために使用されます。
数日間のトレードを行うスイングトレードやデイトレードでは必須のテクニカル指標であり、しっかり活用方法を押さえておいたほうが良いでしょう。
しかし、移動平均線というテクニカル指標は知っていても、どのように活用したら良いか分からないという投資家が多いです。
伊藤正之 株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表 手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1.2万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2024年5月現在) 同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。青木智 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者 元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。 現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。 登録者数約3万人(2024年5月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。
移動平均線は、株式投資を行う投資家にとって、最も利用される頻度が高いテクニカル指標と言えます。株価チャートを見ると、必ず付属しているテクニカル指標であり、あなたにとっても馴染み深いテクニカル指標かもしれません。
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