陰線引け。14日安値の下抜けに成功し、昨年10月安値1.0448ドルの手前では下げ渋るも3手連続の陰線引け。
日足一目・転換線は1.0563ドルまで大きく水準を切り下げてきた。揺り戻しがあったとしても同線辺りの売り圧力は強いままと見る。下サイドは22年12月以来の1.04ドル割れが視野に入ってきている。
レジスタンス1 1.0563(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 1.0474
サポート1 1.0394(2022/12/1安値)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日足テクニカル ユーロドル22年12月以来の103ドル台が視野に
ユーロ円は下落。終値は161.87円と前営業日NY終値(163.88円)と比べて2円01銭程度のユーロ安水準。ロシアとウクライナを巡る地政学リスクへの警戒からリスク回避の円買いが先行。ユーロドルの下落につれた売りも出ると一時161.75円と日通し安値を更新。その後の戻りも162.20円付近にとどまった。
「ユーロ」ロングは前週比 -13.8%の減少で 63395枚(前週:73502枚)、「ユーロ」ショートは前週比-20.2%の減少で30931枚(前週:38768枚)、この結果、売買比は買い越し増加。買い越し枚数は前週比-6.5%の減少で32464枚(前週:34734枚)、売買計は -1.0%の減少で94326枚(前週:112270枚)と、こちらも前5週の流れを見ると買い越しの押し目(?)といった状況です。
2月初旬の米国指標に景気高揚感が芽生え、エジプト及び近隣諸国が抱える問題が水を差し、そうこうしているうちにユーロ不調和、中国が利上げと、次から次へ不安要素は消えることなく次から次に出ては消えていき、本邦においては年度末のリパトリも視野に入ってくるような時期となり、何がどっちに動いても不思議ではないような状況にあります。また、前週での売買とも増加も先週での売買とも減少も結局は行って来いのような変化と言えますので、先週と前週の数字変化を元に考えるのは少し危険があるように思えます。5週ほど通してみれば、やはり全体としては少しずつ買い越し側にシフトしていっているのではないか?と言う見方は出来ますが…。
陰線引け。日足一目・転換線や20日安値を下抜けて、一時154円も割り込んだ。153円台で上向きの21日線が支持となり、一巡後は切り返すも4手ぶりの陰線引け。
レート変位では、前火曜→前金曜終値では1.3629→1.3550とユーロ安、前金曜→今火曜終値では1.3550→1.3487とユーロ安、今火曜→今金曜では 1.3487→1.3693とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では 1.3629→1.3693とユーロ高となっており、この状況を考えると先週月曜ににここ直近の最安値=1.3428を作った際にロングショートとも手仕舞いが行われ、先週火曜以降に新規ロングが増えつつある状況のようにも思えます。
ユーロ/円は163円台前半から161円台後半まで断続的に売られ、結局安値圏で引けています。
レート変位では、前火曜→前金曜終値では1.3487→1.3693とユーロ高、前金曜→今火曜終値では1.3693→1.3653とユーロ安、今火曜→今金曜では 1.3653→1.3750とユーロ高、2週通算の前火曜→今金曜では1.3487→1.3750とユーロ高となっております。先週>>1/27起点ではなく2/1起点のレジスタンスであると考えれ ば、先週末高値は上方向ブレイクと言うことになるので、更なるロング積み増しもまたあり得ますね<<と言うことを書きましたが、レート的にも一旦押した後の上伸となりました。
大陰線引け。日足一目・基準線が抵抗となり、196円台で低下中の転換線を下抜けると194円台まで下げ足を速めた。
21日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3日続落。終値は1.0474ドルと前営業日NY終値(1.0544ドル)と比べて0.0070ドル程度のユーロ安水準だった。「ロシアが大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した」と伝わると、ロシアとウクライナを巡る地政学リスクへの懸念からユーロ売り・ドル買いが優勢となった。ユーロ圏経済の先行き不透明感から欧州中央銀行(ECB)が12月に追加利下げを決めるとの見方も根強く、ユーロ売りが出やすい面もあった。前日の安値1.0507ドルや14日の安値1.0497ドルを下抜けると目先のストップロスを巻き込んで、一時1.0462ドルと昨年10月4日以来の安値を更新した。11月ユーロ圏消費者信頼感速報値が予想を下回ったことも相場の重し。
日足一目・転換線は1.0563ドルまで大きく水準を切り下げてきた。揺り戻しがあったとしても同線辺りの売り圧力は強いままと見る。下サイドは22年12月以来の1.04ドル割れが視野に入ってきている。
「ユーロ」ロングは前週比 22.2%の増加で 77454枚(前週:63395枚)、「ユーロ」ショートは前週比3.0%の増加で31856枚(前週:30931枚)、この結果、売買比は買い越し継続。買い越し枚数は前週比40.5%の増加で45598枚(前週:32464枚)、売買計は 15.9%の増加で109310枚(前週:94326枚)と、前週に>>買い越しの押し目(?)<<と書いた通りの状況となりました。
個別に見ると対円以外はすべて買い越し。売買比では特に突出したものはありませんが、対ユーロのロング増・対ポンドのロング減が好対照となり、売買計でも対ユーロで売買増、対ポンドで売買減となっております。
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