FX/為替「注目のFX週間イベント　来週の為替はどう動く？」11/25～12/1

【週間イベント】

4地域の今後１週間のスケジュールをお届けします。

執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所　研究員　宇栄原宗平

目次

▼北米（米国・カナダ）
12月FOMC、25bp利下げと据え置き五分五分

▼欧州（ユーロ圏・英国）
12月ECB理事会、一部で50bp利下げとの見方も

▼アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
NZ中銀、50bp利下げを確実視

▼新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
高金利が続くトルコの経済状況は

北米（米国・カナダ）

重要イベント

11/26◎米10月新築住宅販売件数
11/26◎米11月消費者信頼感指数
11/26◎FOMC議事録
11/27◎米7-9月期GDP・改定値
11/27◎米10月耐久財受注
11/27☆米新規失業保険申請件数
11/27☆米10月PCEデフレーター
11/29◎カナダ7-9月期GDP
11/29◎カナダ9月GDP
☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

米金利先物市場における12月米連邦公開市場委員会（FOMC）での25bp（0.25％ポイント）利下げと据え置きの見方は五分五分となっています。そうした中で27日の米10月個人消費支出物価指数（PCEデフレーター）が材料視されそうです。

北米のイベント

欧州（ユーロ圏・英国）

重要イベント

11/25☆独11月IFO企業景況感指数
11/28☆独11月消費者物価指数・速報値
11/29◎独11月雇用統計
11/29☆ユーロ圏11月消費者物価指数・速報値

☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

市場では、12月欧州中銀（ECB）理事会での25bp利下げが確実視されています。ただ、一部では50bp利下げとの見方も浮上しています。今後の利下げペースを巡り、独・ユーロ圏の11月消費者物価指数（CPI）・速報値に注目が集まります。

欧州のイベント

アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）

重要イベント

11/25◎NZ7-9月期小売売上高
11/25◎NZ10月貿易収支
11/26◎日本、基調的なインフレ率を補足するための指標
11/27☆豪10月消費者物価指数
11/27☆RBNZ政策金利
11/30◎中国11月製造業PMI

☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

27日のNZ中銀（RBNZ）理事会では50bp利下げが確実視されています。さらに次回2月理事会でも50bp利下げが決定されると見られています。声明などから市場とＮＺ中銀の利下げに対する見方にずれがないか探ることになるでしょう。

アジア・オセアニアのイベント

新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）

重要イベント

11/27◎メキシコ10月貿易収支
11/28◎トルコ10月貿易収支
11/28◎南ア10月生産者物価指数
11/29◎トルコ7-9月期GDP
11/29◎南ア10月貿易収支

☆特に重要　◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

ここがポイント

トルコ中銀は21日に政策金利を8カ月連続で据え置くことを決定しました。高金利が続くトルコ経済の状況を把握するために29日の7-9月期国内総生産（GDP）に注目です。

新興国のイベント

お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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