これからFXをはじめる方、はじめたい方、必見です!
FXの魅力や特徴を、外為どっとコム総合研究所の宇栄原が、わかりやすく解説いたします。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
信託保全について
FXにおける信託保全について、分かりやすく説明いたします。
FX取引には主に二つの重要なリスクがあります。
一つ目はレートリスクで、これは相場の変動によって損失を被る可能性のことです。為替レートは予期せぬ動きをすることがあり、投資額が大きく減少する可能性があります。
二つ目はリクイディティリスクです。
これは市場の流動性が低下することで適切な価格での取引が困難になるリスクです。特に年末年始などの休暇期間や、東京市場が休場の時期、市場参加者が少ない時間帯には注意が必要です。流動性が低下すると、相場が急激に動く可能性が高まります。
このようなリスクがある一方で、投資家の資産を守る仕組みも整備されています。
それが信託保全制度です。この制度は2000年以降、金融庁の指導により導入され、顧客の資産を保護する重要な役割を果たしています。
信託保全制度の仕組みは以下の通りです。
例えば、お客様が100万円を預けた場合、その資金はFX業者の口座ではなく、信託銀行に保管されます。これにより、FX業者が万が一破綻した場合でも、預けた資産は保護される仕組みになっています。
ただし、保護されるのは預けている資産の現在価値であり、取引による損失は保護対象外となります。例えば、100万円を預けて取引損失により80万円になった場合、保護されるのは80万円となります。つまり、投資による損失は補填されないということです。
このような制度は金融庁による厳格な監視下にあり、FX業者は顧客の資産を適切に管理することが義務付けられています。これにより、投資家は取引業者の経営状態を過度に心配することなく、取引に専念することができます。
しかし、これは決して投資リスクがないということを意味するわけではありません。FX取引を行う際は、以下の点に特に注意を払う必要があります:
・適切な取引規模の設定
・市場環境の把握
・流動性の低い時間帯での取引に対する慎重な姿勢
・定期的な資産状況の確認
つまり、信託保全制度は投資家の資産を守る重要な仕組みですが、投資による損益は依然として投資家自身の責任となります。そのため、慎重な取引姿勢と適切なリスク管理を心がけることが、FX取引での成功には不可欠なのです。
FX初心者向けの内容を動画で解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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FX初心者 10 信託保全とは
信託保全と分別管理の違いをお分かりいただけましたでしょうか。トレーダーとしては信託保全を採用しているFX業者であれば安心ではありますが、海外FX業者の多くは信託保全を採用していません。そのため海外FX業者がどんな保険に加入し、どんな金融ライセンスを保有しているかを確認するほか、日本語対応をしているかについても最新の海外FX業者人気ランキングなどを参考にしながら比較検討した上で、利用する海外FX業者を選びましょう。考えたくはないFX業者の破綻ですが、万が一の場合でも安心できるFX業者ならば、安心してFX取引に専念できます。
信託保全が義務付けられていないからといって海外FX業者が資産の管理をおろそかにしているわけではありません。資産を安全に管理することはトレーダーからの信用と顧客獲得に影響するので、FX業者にとっては極めて重要なことです。
FCAと同じように厳しいライセンスです。CySECは加盟する海外FX業者に分別管理を義務付けており、定期チェックの際に資産の内訳やサポート体制、苦情状況などの報告も義務付けています。最近では、投資家からAFXキプロス法人へ苦情が寄せられたことをきっかけにCySECが調査を進め、顧客資産の保護に関する規制に違反した可能性があるとして、CySECはAFXのライセンスを取消しました。
FX市場は世界中で24時間開かれており、取引時間の制限が少ない特徴があります。また、FXでは「レバレッジ」と呼ばれる仕組みを利用でき、少ない資金でも大きな取引が可能となります。
ただし、信託保全はあくまでブローカーの破綻時に備えた管理方法であり、システム障害やブローカーの過失による損失などを補償するものではないことに注意が必要です。
外為どっとコムは、みんかぶが発表した2023年のFX会社比較部門別ランキングの「総合」で1位に輝いたFX会社です。
取引金額に応じてキャッシュバックが得られるFX会社であれば、実質的に初期費用を抑えることができるでしょう。
振込手数料の負担がないFX会社が多く、入金後は即時反映されるのですぐに取引を開始できます。クイック入金に対応した銀行口座は各FX会社の公式サイトに記載があるので、事前に確かめておきましょう。
GMOクリック証券は、大手のGMOインターネットグループが運営する安心のFX会社です。
ただし、どのFX会社でもデモトレードを提供しているわけではありません。
デイトレードやスイングトレードは、利益と損失リスクとのバランスが良く、短期~中期の取引で経験を積んでいくことができるため、FX取引を学ぶにはうってつけの取引手法です。
無事に審査を通過すれば、FX会社のシステムにログインすることができます。メールでログイン用のIDとパスワードが送られてくるので、絶対に忘れないように、かつ誰かに見られないように保管しましょう。
FX会社を選ぶ際、PCツールやアプリの使い勝手を確かめておくことも重要です。
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