家族でドバイ移住 問い合わせ増加
ドバイでは相続税や遺産税がないため、大富豪とその家族には複数の世代にわたって富を保全し継続する大きなメリットがあります。これにより、資産の100%を相続人に引き継ぐことが可能となり、一族の富を完全に保全することができます。他国と比較しても、この税制は資産継承において非常に有利であり、ドバイがグローバルな富裕層にとって魅力的な選択肢である理由の一つです。
アブダビは落ち着いた雰囲気で文化的側面が強く、家族向けの環境が整っています。一方、ドバイはエネルギッシュでモダンな街並みが印象的で、ナイトライフやショッピングなどのエンターテインメント施設が充実しています。
そんなドバイを、犯罪者が逃亡先に選ぶ理由は何か。山田氏は、まず「ビザの取りやすさ」を挙げる。続いて経済特区がゆるく、「会社を作れば、家族や従業員のビザも出て、そこへ潜り込める」ことがある。また、金融面でも「海外で持っている仮想通貨をドバイで引き落とせば、税金がかからない。まったく足がつかずに送金できる“イスラム金融”の仕組みもあり、犯罪で稼いだお金を使いやすく、調査されにくい」といった利点がある。
フリーゾーンでの法人設立料に関しては、フリーゾーンにより異なり、120万円から350万円程度です。ビザの取得費に関しては、他国と同程度で、主申請者はおよそ8,000AED(30万円程度)で、家族は扶養ビザが取得できます。扶養ビザは1名あたり15〜20万円程度です。
相続税がないことは、富裕層にとってドバイを第一の居住地として家族資産の拠点を置く 強いインセンティブとなります。また、富裕層はドバイを第一居住地とすることで、資産を集中管理し、円滑な継承を実現することができます。さらに、相続税がないことで、家族間で財産争いが起こりにくくなり、家族の団結が促進されます。
ビザにはいくつか種類があり、期限や条件はそれぞれ異なる。ドバイ法人の所有者か株主になると発行される「投資家ビザ」、ドバイ法人に就職すると取得できる「就労ビザ」、規定月収を超えると申し込める「リモートワークビザ」のほか、不動産ビザ、退職ビザ、ゴールデンビザ、家族ビザなどが用意されている。
ドバイでは相続税がないため、相続人は税金を支払うために家族の資産を売却する必要がありません。これにより、不動産や事業、投資などの資産を保持し続けることが可能となり、長期的な価値の低下や感傷的な価値を持つ資産を納税のために手放す必要がなくなります。ドバイでは、相続人は税制上の強制ではなく、自分の好みや必要性に基づいて資産の維持や売却を選択できます。
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