【テクニカル】ユーロ円テクニカル一覧=低下の5日線を下回る水準で上値が重い

【テクニカル】ユーロ円テクニカル一覧=低下の5日線を下回る水準で上値が重い

参考レート  159.89円  11/29 2:00

パラボリック  162.64円 (実勢レートが上回れば買い・下回れば売り示唆)

移動平均線・MA(各レベルで短期が長期を上回れば買い・下回れば売り示唆)

5日移動平均線    160.65円 (前営業日161.04円)

21日移動平均線   163.50円 (前営業日163.82円)

90日移動平均線   161.89円 (前営業日161.97円)

200日移動平均線  164.91円 (前営業日164.93円)

RSI[相体力指数・14日]

 34.32%  (売られすぎ目安30%・買われすぎ目安70%)

ボリンジャーバンド(買われすぎ・売られすぎ水準目安 周期20日)

2σシグマ[標準偏差]上限  167.22円

2σシグマ[標準偏差]下限  159.58円

MACD指数平滑移動平均・収束拡散指標

MACD[12、26]  -0.86  vs  -0.28  MACDシグナル [かい離幅 -0.57]

(MACDがシグナルを上回れば買い・下回れば売り示唆。かい離幅も反発・反落の目安)

注;テクニカル指標の解釈の説明は一般例のひとつで、同一の指標でも上記以外に様々な判断基準があります。

(金)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】ユーロ円テクニカル一覧=低下の5日線を下回る水準で上値が重い

テクニカル ユーロ円テクニカル一覧低下の5日線を下回る水準で上値が重い

今週は、2月5日に13,995円の安値をつけた後の戻り高値3月7日の15,312円と4月3日の15,164円がありましたが、15,164円を達成すると次は15,312円を試す動きとなります。しかし、5月21日の安値13,964円から短期で1,100円近く上昇しており、上値では利益確定売りが膨らみそうです。テクニカル的な過熱感は高まっており、騰落レシオは昨年7月14日の132%以来の126.1%(6日時点)の高水準となっており、いったん調整してもおかしくないところです。又、業種別のチャートからみると、ほとんどのチャートが上値抵抗ラインの近辺まで上昇してきています。

欧州内では金融政策にしても財政支出にしてもかなり温度差があり、ドイツ・スペイン案でも反対している国が出た以上、欧州委員会の案とはいえすんなりと決まるとはとても思えず、実際に決まるまでには時間がかかることは容易に想像がつきます。先週の動きだけを見ているとやや思惑が先行し過ぎている感が強いのですが、米国内における暴動の広がりや、全人代で国家安全法の採択から米中間の対立という懸念のドル売りが対ユーロで出ていたと考えるとある程度は納得いくところです。今週は米国雇用統計で失業率の大幅悪化が予想されていることから、そうした動きを先取りしたという面もあるかもしれません。ただ、今週はその前にECB理事会とラガルド総裁の会見もあり、現在の欧州の景気と先行きの見通しにも言及されるでしょうから、週後半に続くイベントを前に先週上昇分の調整が入ってもおかしくはありません。また、テクニカルにもそろそろいったん止まりやすい水準にもなっていますので、ユーロ買いの勢いは緩みやすいというイメージでいます。日足チャートをご覧ください。

テクニカルポイント ユーロポンド、上値重いが、保ち合いの中で0.8788 200日移動平均0.8665 エンベロープ1%上限(10日間)0.8631 一目均衡表・雲(上限)0.8616 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)0.8610 100日移動平均0.8597 一目均衡表・雲(下限)0.8586 一目均衡表・基準線0.8579 10日移動平均0.8577 21日移動平均0.8576 一目均衡表・転換線0.8563 現値0.8538 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間)0.8494 エンベロープ1%下限(10日間) ユーロポンドは0.85台前半から0.86台前半にかけての保ち合いとなっている。現在の水準は10+21日線や一目均衡表の雲下限を下回る水準となっている。RSI(14日)は、45.8と、やや売りバイアスが優勢。下値のメドは、6/23安値0.8530レベル。

4月以降は先週初まで1.10の大台が強いレジスタンスとなり3回ほど反落していましたが、先週の上昇により1.10の大台を明確に上抜け、現状は1.10の大台が逆にサポートとなってきた流れとなっています。いっぽうで上値側を見ると先週高値1.1145レベルは3月下旬の戻り高値1.1147レベルとほぼ同水準ですし、3月高値と安値の61.8%戻しが1.1168となっていることから、今回のユーロ高はいったん同水準で達成感が出やすい地合いにあると見ています。さらに一段の上昇となるには、欧州内の一段の好材料とドル売り材料が必要だと考えられますが、現時点ではそこまでの強い材料は見当たらず、特段の材料が出て来ない場合には週後半のイベントを前にした押しが入りやすいでしょう。今週はこれまでのレジスタンスとなっていた1.1020レベルをサポートに、上述したテクニカルなターゲットに近い1.1180レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

移動平均線とは、過去の終値の平均値を各日付ごとに出して、それを線でつないだもので、トレンドの方向感や強さ、あるいは節目レートを見るための指標として用いられる、ユーロ円FXでも最も基本的なテクニカル指標です。

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