来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「堅調な小売はRBAの利下げ開始を後ずれさせる!?」ハロンズ FX 2024/11/30 #外為ドキッ

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来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「堅調な小売はRBAの利下げ開始を後ずれさせる!?」ハロンズ FX 2024/11/30 #外為ドキッ

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執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
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今週の振り返り

今週の豪ドル/円は100.74円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は90.18円前後で週初を迎えました。週末の23日にトランプ次期米大統領が次期財務長官にスコット・ベッセント氏を指名したことで、トランプ氏の掲げる減税や関税などの政策に一定の歯止めがかかるとの思惑が浮上しました。全般的にドルが売られた結果、豪ドルとNZドルは対米ドルでは上昇しましたが米ドル/円が大きく下落したことで、米ドル/円の動きにつれる形となりました。26日にはトランプ次期米大統領がメキシコやカナダに関税を課し、中国には追加関税を課すと自身のSNSで表明したことで、中国と交易関係の強い豪ドルは売りで反応。その後は、米感謝祭を控えてトランプ・トレードの巻き戻しが持ち込まれたことや、日銀が12月の金融政策決定会合で追加利上げを実施するとの思惑により、米ドル/円が一時149円台まで、豪ドル/円は97円台半ば、NZドル/円は88円台半ばまで下落する場面も見られました。(執筆時)。

豪小売売上高は堅調予想

先日公表された11月の豪中銀(RBA)理事会議事要旨では「インフレの急減速は利下げの根拠になる可能性があるが、それが持続可能であると確信するには好ましい四半期インフレ指標を複数回確認する必要がある」と指摘されていました。来週は2日に豪10月小売売上高が発表されます。豪州の家計消費は豪政府によるエネルギー料金補助や減税の恩恵や、8月は好天に恵まれたことなどもあり、良好な結果(9月は季節外れの降雨があったものの、前月から微増だった)が続いています。良好な消費動向は、消費者物価指数(CPI)の伸び率鈍化の妨げになります。そのため、豪10月小売売上高が市場予想(前月比+0.3%)を上回るようであれば、RBAの利下げへの道のりがまた少し遠退いたことを意味することになるでしょう。
また、来週は4日に豪7-9月期国内総生産(GDP)が発表されます。豪州のGDP構成比をみると個人消費は約5割となっています。7-9月期小売売上高は前期比+0.5%となっており、4-6月期の-0.4%から改善しています。そのため、市場では7-9月期GDPは前期比+0.5%と4-6月期(+0.2%)から加速を予想しています。一連の豪経済指標が強い結果を示した場合は豪ドルを下支えする要因となりそうです。

【豪小売売上高推移】

豪ドル/円のテクニカル分析

豪ドル/円は日足一目均衡表の雲の下抜けが視野に入っています。本日(29日)の終値ベースで雲を下抜けた場合、①転換線が基準線の下、②ローソク足が雲の下、③遅行線がローソク足の下となり、三役逆転(売りシグナル)が点灯します。その場合は、心理的な節目となる95円前後が下値目途となりそうです。その下の水準では9/11安値の93.60円前後が次の下値目途となりそうです。一方で上値は11/27高値の99.22円前後や一目転換線がひとまず意識されそうです。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表、200日移動平均線】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:95.00-100.00、NZD/JPY:86.00-90.00

12/2週のイベント:

12/02 (月) 06:45 NZ 10月住宅建設許可件数
12/02 (月) 09:30 豪 10月小売売上高
12/02 (月) 10:45 中国 11月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)
12/03 (火) 09:30 豪 7-9月期経常収支
12/04 (水) 09:30 豪 7-9月期四半期国内総生産(GDP)
12/04 (水) 10:45 中国 11月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
12/05 (木) 09:30 豪 10月貿易収支

一言コメント:

冬になると家族で鍋をする機会が増えます。最近はいろいろなメーカーが鍋用スープを販売しているので、いろんな味が楽しめますね。問題は美味しすぎて食べ過ぎてしまうこと。来月の健康診断までは食べ過ぎないように気を付けます。

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外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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来週の為替予想 豪ドル 円

また併せて、毎月公表される豪雇用統計も押さえておきたいです。直近は雇用環境も大都市のみならず幅広い地域で改善していることが確認されており、正規雇用を中心に底堅さが伺えるなど賃金上昇に繋がりやすい状況が続いています。対して、コロナショックで一時悪化した失業率は改善を続け、およそ50 年ぶりの低水準で推移しています。雇用者数や失業率のデータはRBAが非常に重視しているデータで、これらの変化に着目することで、今後のRBAの金融政策や豪ドル/円相場を見通すヒントが見えてくるかもしれません。

日本は主に原材料をオーストラリアから輸入しています。その後、完成品、工業製品をオーストラリアに輸出しています。豪ドル対円相場が安定している背景には、オーストラリアと日本、両国の貿易黒字がごく僅かであることがあげ られます。

2027年10月の豪ドル円予想。当月始値 114.48、最低 109.74、当月最高 114.48。平均 112.53。月末 111.41。変更 -2.7%。

2027年12月の豪ドル円予想。当月始値 114.75、最低 109.64、当月最高 114.75。平均 112.61。月末 111.31。変更 -3.0%。

2027年11月の豪ドル円見通し。当月始値 111.41、最低 111.41、当月最高 116.47。平均 113.51。月末 114.75。変更 3.0%。

2028年3月の豪ドル円見通し。当月始値 114.64、最低 112.84、当月最高 116.28。平均 114.58。月末 114.56。変更 -0.1%。

2026年9月の豪ドル円見通し。当月始値 105.72、最低 104.12、当月最高 107.30。平均 105.71。月末 105.71。変更 0.0%。

2027年7月の豪ドル円見通し。当月始値 107.57、最低 106.65、当月最高 109.89。平均 108.10。月末 108.27。変更 0.7%。

第一週 12月6日(金曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 94.45、 最高 95.87、最低 93.03。 12月9日(月曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 94.45、 最高 95.87、最低 93.03。 12月10日(火曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 93.99、 最高 95.40、最低 92.58。 12月11日(水曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 94.08、 最高 95.49、最低 92.67。 12月12日(木曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 94.42、 最高 95.84、最低 93.00。

最新の豪ドル円為替レート 97.5341円。日の範囲の 97.1191 - 98.9339円。前日 98.5841円。前日比 -1.07%。

2026年12月の豪ドル円予想。当月始値 105.26、最低 102.14、当月最高 105.26。平均 104.09。月末 103.70。変更 -1.5%。

2028年6月の豪ドル円予想。当月始値 109.22、最低 108.12、当月最高 111.42。平均 109.63。月末 109.77。変更 0.5%。

2027年4月の豪ドル円予想。当月始値 106.01、最低 103.73、当月最高 106.89。平均 105.49。月末 105.31。変更 -0.7%。

金利差は為替レート変動における最大のドライバーですが、経済の安定性も為替レート変動の一因と言えます。為替レート変動における最大のドライバーは金利差ですが、経済の安定性も一因になっていると言えます。一般的に、市場リスクとボラティリティは、安全通貨としての円の需要を高めます。

2027年2月の豪ドル円予想。当月始値 106.45、最低 102.11、当月最高 106.45。平均 104.67。月末 103.67。変更 -2.6%。

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