ドル円は150円台を維持できるか、151.20-30円前後が当面の上値目標【外為マーケットビュー】
動画配信期:公開日から2週間
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
目次
0:00 今回のダイジェスト
0:38 ドル円相場の展開と韓国情勢
1:19 豪ドルの動向とGDPの影響
3:19 各国経済指標の動向
4:03 ユーロドルの動きとテクニカル分析
6:27 ドル円相場分析
市場予想動画の要約・まとめ
ドル円相場の展開と韓国情勢
昨日のドル円相場は、終日堅調な推移を示しました。韓国のユン大統領による戒厳令発布とその解除を受けて、一時的な円高リスク回避の動きがありましたが、その後反発し、151円台まで上昇しました。
豪ドルの動向とGDPの影響
豪州のGDP発表では、前期比0.2%から0.3%へと伸び、予想の0.4%を下回る結果となりました。前年比も1.8%に低下し、個人消費や企業投資の弱さが目立ちました。豪ドルは一時下落しましたが、同水準での底堅さを示し、その後反発しました。豪ドル円は97円台から96円割れまでの変動を経て、現在は97円付近がレジスタンスとなっています。
グローバル経済指標の動向
中国、ドイツ、ユーロ圏のPMIデータは軒並み予想を下回りました。特にドイツのサービス業PMIやユーロ圏の総合PMIが低下し、経済活動の減速が示唆されています。
ユーロドルの動きとテクニカル分析
ユーロは1.035まで下落後、1.04台中盤から1.06付近でのレンジ相場となっています。1.06のレベルは重要な抵抗線となっており、この水準を突破するまでは戻り売りが予想されます。
米国経済指標とパウエル議長発言
米国のISM非製造業指数は56から52.1へと低下し、ビジネスアクティビティーも弱含みました。しかし、パウエルFRB議長が経済状況とインフレ動向に満足感を示し、慎重な金融政策運営を示唆したことで、市場は反発しました。
今後の展望
ドル円相場は150円台を維持できるか注目され、151.20-30円付近が当面の上値目標となっています。明日の米雇用統計を控え、152-153円への上昇か、再度の下落かの分岐点にあります。現時点では明確な方向性を見出すことは困難な状況です。
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YEN蔵 氏
株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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