■各社予想 11月米失業率
JPモルガン 4.2%
第一生命経済研究所 4.2%
ドイツ証券 4.1%
バークレイズ・キャピタル 4.1%
BNPパリバ 4.2%
HSBC 4.1%
モルガン・スタンレー 4.2%
市場コンセンサス 4.2%
前回 4.1%
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
見通し 11月米失業率 各社予想
トランプ次期米大統領が宣言した中国製品などの関税引き上げは、輸入価格の上昇を通じて、インフレを再燃させる懸念があるものの、関税政策が現実的な路線に落ち着くとの観測を背景に、市場関係者の間では、「相場は年末まで上昇し続ける」との見方もあるようです。NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。日経225は下降相場の入口である第3ステージから下降期である第4ステージへ移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。原油ETFは上昇期である第1ステージから下降相場の入口である第3ステージへ移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。トランプ氏は22日、投資ファンド経営者のスコット・ベッセント氏を財務長官に充てると表明しました。同氏は規制緩和を志向するほか、財政赤字の拡大抑制を主張しています。高止まりが続いていた米長期金利が大幅に下がり、買い安心感が広がりました。トランプ氏は高関税政策を掲げるものの、市場関係者の間では、ベッセント氏に対して「関税を(他国との)交渉道具と捉えている面もあり、極端な政策を取らない」との期待が膨らみました。週間の米新規失業保険申請件数は21万3,000件と市場予想を下回り、労働市場の底堅さを反映しました。10月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で0.2%の上昇となり、市場予想通りで、伸びは前月と同じでした。米経済の底堅さを示す指標の発表を受け、株式市場は上昇しました。29日から小売り各社はセールを本格的に始めました。根強いインフレを背景に出費に慎重な家計が増えているものの、商戦への期待感が高まりました。長期金利の低下基調や、物価抑制と成長実現を両立する米景気の軟着陸見通しも相場を押し上げました。
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