【ドル/円】上値余地を探る動き。153円台に乗せて終えれば一段の上昇へ。
直近の日足は値幅の小さい陽線引けとなり、小幅続伸して終えました。下値を切り上げる流れを維持していますが、直近の日足が上昇余力の強いものではないので、大幅続伸にも繋がり難いと見られます。152.90-00に日足の上値抵抗がありますが、これをクリアして153円台に乗せて終えた場合は、来週も上値トライの流れが継続し、上値余地がもう一段拡がり易くなります。この場合でも日足、週足の上値抵抗が155.80-90にあり、これを上抜けて終えるまでは下値リスクにも注意が必要です。また、150.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯、149.90-00の抵抗を下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して下値余地が拡がり易くなります。
ドル買いは151.60-70の押し目待ちとします。損切りは浅い場合で151.30,深い場合は150.90で撤退です。売りは様子見か152.90-00で軽く売り向かい。損切りは153.30で浅めに撤退です。
日足の上値抵抗は152.90-00,153.10-20,153.90-00に、下値抵抗は151.90-00,151.40-50,151.00±10銭にあります。
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ドル円予想 上値余地を探る動き FXチャート分析
ドル/円、クロス/円、上値余地を探る動き。下値リスクにも注意。
政府・中央銀行が外為市場で為替レートを特定の水準へ誘導しようとして通貨 の売買注文をだすことを「市場介入」と呼んでいます。日本では財務省の指揮 の下で日本銀行が市場へ通貨の売り買い注文を出します。上の記事の場合、財 務省は円高が進むことを阻止しようとして外為市場に「円売り・ドル買い」注 文を出しています。市場関係者にさとられないように行う介入のことを「覆面 介入」などと呼んでいます。
ドル/円、上値余地を探る動き。クロス/円、堅調。
豪ドル/円は直近の日足は、陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、上値を切り下げる流れを変えておらず、下値リスクにより警戒が必要です。96.00-10に強い下値抵抗が出来ていますが、割り込んで終えた場合は下値余地が拡がり易くなります。買いは様子見か96.20-30まで引きつけて。損切りは95.80で撤退です。売りは97.70-80で戻り売り。損切りは98.20で撤退です。上値抵抗は97.70-80,98.00-10,98.30-40に、下値抵抗は96.90-00,96.50-60,96.20-30,95.90-00にあります。全て下抜けた場合は下落余地がさらに拡がり易くなります。
米ドル/円の高値更新は、米長期金利が4.5%の高値を更新しない限り、あり得ないとみる!「トランプトレード」の蒸し返しにも限界あり!
ポンド/円は陽線で切り返して上値余地を探る動きに繋げています。下値をゆっくり切り上げる流れを維持していますが、上値を切り下げる流れにあるので、買いも慎重に。買いは192.10-20まで引き付けて。損切りは191.60で一旦撤退です。売りは損切りが付いたので1日様子見か193.00-10の戻りを軽く売って193.50で撤退です。上値抵抗は193.00-10,193.40-50,193.90-00に、下値抵抗は192.10-20,191.70-80,191.00-10にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯します。
「円売り介入 手詰まり感.4年前の円高再現説も」 『日本経済新聞』2003年5月16日 20面 「過去の値動きから相場の節目を推し量る「チャート分析」を重視する市場関 係者によると、現時点でのチャート上の「円高抵抗線」は1ドル=116円近 辺にある.115円台への突入は1995年4月の円最高値(1ドル=79円 75銭)から続いた8年強のドル高・円安基調がいったん途切れたことを示唆 する、と見る向きが多い。財務省の黒田東彦・前財務官はチャート分析に基づ いて介入を決めることで市場でも有名だった。国際局長として黒田氏に仕えた 溝口善兵衛・現財務官が同じ手法を重視したとしても不思議でない(抜粋)。」
ユーロ/円は、直近の日足が前日の陰線を包む形の陽線引けとなり、上値余地を探る動きに繋げていますが、短期トレンドがまだ弱く、160~162円ゾーンにある強い抵抗を上抜けきれない可能性も高いと見ています。一方で、現状は12/3に付けた156.18を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、急反落にも繋がり難い状態です。但し、158円を割り込んで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが高くなります。さらに、156円割れで終えた場合は新たな下げトレンド入りの可能性が生じます。逆に可能性がやや低い状態ですが、163.80-90の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクが若干後退します。買いは158.80-90の押し目待ちとします。損切りは158.20で一旦撤退です。売りは1日様子見か161.90-00の吹き値があれば売り向かい。損切りは162.60で撤退です。上値抵抗は159.90-00,160.30-40,160.60-70,161.30-40,161.90-00に、下値抵抗は158.80-90,158.40-50,158.00-10にあります。
豪ドル/円は直近の日足が陽線引けとなり、前日の上値トライに失敗した流れを切り返しています。強い上昇エネルギーも感じられませんが、上値トライの可能性に繋げており、押し目買い方針継続とします。買いは97.30-40の押し目待ちとします。損切りは96.90で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は98.00-10,98.30-40,98.60-70,99.00-10に、下値抵抗は97.30-40,97.00-10,96.80-90,96.40-50にあります。96円割れで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。
ポンド/ドルは十文字の寄せ線で終えています。9月に付けた1.3434を直近高値として上値を切り下げて来た流れから若干上抜けた位置で終えており、上値余地を探る動きに繋げていますが、“ダマシ”となる可能性があるので、買いは1日様子見か1.2710-20で軽く押し目買い。損切りは1.2660で一旦撤退です。売りは1.2790-00の戻り待って軽く売り狙い。損切りは1.2830で浅めに撤退です。上値抵抗は1.2790-00,1.2810-20,1.2850-60に、下値抵抗は1.2710-20,1.2690-00,1.2660-70にあります。1.2600を割り込んで終えた場合は再び下値リスクが高くなります。
2003年の4月から5月初めまでのチャートの形を見ると、どうもペナント の形が現れているように判断できます.90日移動平均の中期線は円高方向を 示しているので、チャート分析の法則に従えば今後は円高に向かうと予想され ます。チャート分析では5月末に1ドルいくらになるかまでは示してくれませ ん。相場の方向のみを予想します。
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