ドル・円は底堅い値動きか、米インフレ再加速でドル買い地合い継続

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ドル・円は底堅い値動きか、米インフレ再加速でドル買い地合い継続

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、米インフレ再加速でドル買い地合い継続」
 13日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米インフレ再加速を受け、ドル買い地合いは継続の見通し。足元の欧州通貨売りもドルを支える。また、日本銀行の利上げ期待後退で円売りが続けば、ドルは153円台定着の可能性もあろう。
 欧州中央銀行(ECB)は前日の理事会で追加利下げを決定。今後の政策については方針を示さなかったものの、域内経済の不透明感でユーロ売り先行。一方、米生産者物価指数(PPI)は伸びが拡大しインフレ再加速を示すとドル買いに振れ、ユーロ・ドルは1.04ドル台半ばに軟化、ドル・円は152円半ばに浮上した。本日アジア市場で日経平均株価は弱含んだが、ドル買い地合いは継続し、ドル・円は一時153円台に浮上した。 この後の海外市場は今週の米インフレ指標を消化。来週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げは織り込まれたが、当局者による金利見通しで緩和ペースを弱めるとの見方からドル高に振れやすい。また、欧州通貨売りもドルの押し上げ要因に。一方、日銀は年内の追加利上げを急がない方針とみられ、円売り地合いは継続の見通し。ドル・円はドル買いと円売りで水準を切り上げ、153円台定着を見極める展開とみる。

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