未来のレモンサワー なぜヒット
というのが、普段から晩酌したり立ち飲みに行ったりするおじさんの感想なのですが「未来のレモンサワー」に関しては、普段はお酒のことをSNSにポストしない友人・知人の女性が言及していることに気づきました。
レモンスライスが浮かび上がってくる斬新な缶チューハイとして、話題になっているアサヒビール(東京都墨田区)の「未来のレモンサワー」。これまでECサイトでの試験販売や首都圏・関信越エリア(1都9県)のみで展開していたが、12月17日から東海・北陸・近畿(2府11県)でも販売する。 【画像】普通の缶チューハイとは違う! 特注ロボットがレモンスライスを詰める瞬間(全10枚) SNSを見ると「こんな缶チューハイ、見たことがない」「早く全国展開してほしい」といったコメントがあるが、そもそもなぜ、本物のレモンが入った商品を手掛けようと思ったのか。開発のきっかけや今後の展開について、同社マーケティング本部新ブランド開発部担当課長の山田佑氏に聞いた。
印象に残ったのはたまたま女性でしたが、もしかすると普段はアルコールは飲みつけない男性にとっても、たまに缶ビールや缶チューハイを飲もうと思ったときの選択肢として、297円でレモンスライスの浮き上がるレモンサワーは特別感があって最高なのでは‥‥ある層に「未来のレモンサワー」が刺さるのではないかと思いました。
観測範囲でしかありませんが「未来のレモンサワー」についてポストしている女性が何人もいたのです。缶チューハイや缶ビールの新商品が出たとして、過去にこんな光景は見たことなかったので驚きました。
とはいえ、ここまでの盛り上がりとなると、否が応でも今月11日の発売日が待ち遠しくなるところだが、今回の「未来のレモンサワー」にも採用されている、フタがフルオープンになる缶を用いた商品のパイオニア「生ジョッキ缶」が発売された際には、販売量が想定を大きく上回ったことで、わずか1日で販売が休止に。
甘酸っぱい「未来のレモンサワー オリジナルレモンサワー」と酸味は同等ですが、甘くない分こちらのほうが冷涼感や清々しさがあって、大人向けのテイスト。料理もこの「未来のレモンサワー プレーンレモンサワー」のほうが、濃厚系から繊細系まで幅広く合うと感じました。
生ジョッキ缶は2021年4月に発売したが、チューハイチームはそのちょっと前から開発を進めていた。通常、チューハイの開発期間は1〜2年ほどだが、未来のレモンサワーは3年半ほど。なぜこれほどの歳月を要したのか。理由のひとつに、生ジョッキ缶の売れすぎ問題が関係していた。
続いて「未来のレモンサワー プレーンレモンサワー」をテイスティング。こちらは甘さがない分、よりクリアで爽快。甘くはないものの、糖でコーティングしたレモンスライスを採用しているためか、甘みとも言える豊かな旨味があり、さらにレモンの苦みをより感じられるため、複層的で奥深い味わいに仕上がっています。
ということで、「未来のレモンサワー オリジナルレモンサワー」からテイスティング。開封する前に気を付けておきたいのが、よく冷やすこと。これは「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」などでも同様で、冷えていないと吹きこぼれやすいためです。
たとえば、グレープフルーツはサイズが大きくてスライスしても缶に入らなかったり、ライムは大量に調達するのがレモンよりも難しかったり。またオレンジは近年の名産地の不作により、コスト的な難しさもあるとのこと。とはいえ、「未来のレモンサワー」がヒットし定着すれば、次なるフレーバー展開もなくはないはず。未来の○○サワーにも注目です!
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