【最新号】
オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック
・NY原油先物市場は続落。終値は前営業日比-0.64ドルの1バレル=69.65ドル(12月17日)。
・12月12日発表の豪11月雇用統計は、雇用者数が3.56万人の増加と市場予想(2.50万人増)を下回った。失業率は3.9%で予想(4.2%)に反して前月から低下。労働参加率は市場予想や前月(67.1%)を下回る67.0%だった。
・12月10日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。声明からは「政策は十分に抑制的である必要がある」などの文言が削除されていた。
・12月2日に発表された豪10月小売売上高は前月比+0.6%と市場予想(+0.4%)を上回った。
・11月27日に発表された豪10月消費物価指数(CPI)は前年比+2.1%(予想:+2.3%、前月:+2.1%)だった。また、CPIトリム平均は+3.5%で前月(+3.2%)から伸びが加速した。10月30日に発表された豪7-9月期CPIは前年比+2.8%(予想:+2.9%、前四半期:+3.8%)で予想以上の鈍化だった。
今日の豪ドル(AUD)トレード メインシナリオ
注目はFOMC!主要国の製造業景況感悪化が豪ドルの重石
本日の注目は米連邦公開市場委員会(FOMC)だ。短期金利市場は25bp(0.25%ポイント)利下げを95%超織り込んでおり、市場の予想通りとなりそうだ。注目は今後の利下げペースになる。今回のFOMCでは米連邦準備制度理事会(FRB)メンバーの政策金利予測であるドットチャートが公表される。現時点で市場は来年末までに政策金利が3.75‐4.00%へ引き下げられると予想している。この予想とドットチャートの示す中央値に乖離があれば、米ドル中心に為替相場が動くことになりそうだ。
それ以外では、株価や資源価格の動向に注目したい。16日に発表された欧州圏や英国、米国の12月製造業購買担当者景気指数(PMI)はいずれも市場予想を下回り、前月よりも悪化していた。豪ドルは資源国通貨だ。製造業が悪化すると鉄鉱石などの資源需要の減退予測につながるため、豪ドルにとってネガティブ材料となる。主要国の製造業に陰りが見えることから、仮にFOMCの結果を受けて豪ドルが上昇したとしても短期的な動きとなりそうだ。
豪ドル/円 最新チャート分析
今後の注目経済指標・イベント
28:00 FOMC・ドットチャート
28:30 パウエルFRB議長発言
「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗く。7時に豪ドル/円のストキャスティクスでシグナルが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>
- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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2028年10月の豪ドル円見通し
2028年10月の豪ドル円見通し。当月始値 111.18、最低 111.18、当月最高 115.38。平均 112.85。月末 113.67。変更 2.2%。
最新の豪ドル円為替レート 97.7530円。日の範囲の 96.9315 - 98.1520円。前日 97.2055円。前日比 +0.56%。
2028年6月の豪ドル円見通し。当月始値 115.64、最低 110.49、当月最高 115.64。平均 113.49。月末 112.17。変更 -3.0%。
12月18日(水曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 96.30、 最高 97.74、最低 94.86。 12月19日(木曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 96.71、 最高 98.16、最低 95.26。 12月20日(金曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 97.29、 最高 98.75、最低 95.83。 12月23日(月曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 97.37、 最高 98.83、最低 95.91。
AUD/JPY(豪ドル円)のトレード時には、両国の経済指標や投機筋・個人投資家の売り買いポジション状況など様々な要因を考慮する必要があります。このページではあらゆる角度からAUD/JPY(豪ドル円)相場を考察するデータをご用意しているので、是非参考にしてください。
両国における相場の変動は、そのままAUD/円に影響しており、為替レートも常に変動しています。現在のレートは73.86で、AUDの上昇が低金利の円と対抗する形になっています。2010年末、豪ドル対円相場は、82.96でした。2000年12月31日時点でのAUD/円相場は63.15となっています。
日本は主に原材料をオーストラリアから輸入しています。その後、完成品、工業製品をオーストラリアに輸出しています。豪ドル対円相場が安定している背景には、オーストラリアと日本、両国の貿易黒字がごく僅かであることがあげ られます。
2028年1月の豪ドル円予想。当月始値 112.46、最低 112.46、当月最高 117.57。平均 114.58。月末 115.83。変更 3.0%。
2028年2月の豪ドル円見通し。当月始値 115.83、最低 110.67、当月最高 115.83。平均 113.67。月末 112.36。変更 -3.0%。
過去の豪州の利下げ局面の経験では、世界的な金融緩和によって投資家がリスク選好を強める環境(リスクオン相場)は豪ドル・円相場の追い風となる傾向がみられました(図11)。当面のところは米国の金融・財政リスクの行方を引き続き注視する必要があるものの、2024年に向けては主要国の金融緩和への転換などをきっかけに投資家のリスク選好度が改善に向かうかに注目が集まりそうです。
2027年6月の豪ドル円見通し。当月始値 107.01、最低 104.71、当月最高 107.89。平均 106.48。月末 106.30。変更 -0.7%。
為替レートには、多くの要因が影響しています。上述した内容は、豪ドル対円相場の推移、そしてこの通貨ペアを取引する際の注意点についてです。
第四に、豪州の貿易黒字の拡大が実需面から豪ドル相場を下支えすることが期待されます。
2026年8月の豪ドル円見通し。当月始値 107.83、最低 106.80、当月最高 110.06。平均 108.28。月末 108.43。変更 0.6%。
2029年1月の豪ドル円予想。当月始値 117.00、最低 117.00、当月最高 122.32。平均 119.21。月末 120.51。変更 3.0%。
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