前日欧州時間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめました。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。
FX投資家フローと市況
前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)
18日、注目された米FOMCは市場予想通り0.25%の追加利下を決定。同時に公表されたドット・プロットでは、2025年末時点の中央値が上方修正され来年の利下げ回数は2回に後退。さらに、パウエルFRB議長が会見で「今回の利下げ決定はぎりぎりの判断だった」「追加調整を検討する上で慎重姿勢を強める可能性」「金利は中立水準にかなり近づいた」「金利調整プロセスの新たな段階に入った」と発言し、米長期金利の上昇とともに、ドル円は154.846円まで上昇した。
本日アジア時間は、日銀が利上げを見送ったことを契機にして、ドル円は155.468円まで買い進まれた。声明文では「経済・物価巡る不確実性は引き続き高い」「展望リポートの見通し期間後半には物価目標と概ね整合的な水準で推移する」などの見解が示されたが、早期の追加利上げを想起させるほどタカ派な文言は見られなかった。ちなみに日銀の据え置き決定は8対1で、田村審議委員が0.25%利上げを主張した。
取引金額
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市場シェア上位
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ポジション金額
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ポジション増減
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FX個人投資家動向 米FOMC タカ派の利下げでドル買い進行ドル円プレーヤー上昇局面で買いポジ利食い成功買いポジ大幅減少x203c
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本日アジア時間は、NY時間に米FOMCを控える中、ドル円は方向性の乏しい展開となっており、153円ミドルレベルでの推移となっている。
三井住友信託銀行米州部マーケットビジネスユニットの山本威調査役(ニューヨーク在勤)は、FOMC結果とパウエル議長会見は「驚くほどタカ派に傾斜していた」と指摘。「植田総裁はタカ派的な発言に踏み込まざるを得ず、曖昧な発言をすると155円を超えて円安が進む」との見方を示した。
昨日のドル/円は終値ベースで約0.9%上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を市場予想通り25bp(0.25%ポイント)引き下げた。一方で、同時に発表された経済予測の政策金利見通し(ドットチャート)では2025年末のFF金利水準が3.875%と前回(9月時点)の3.375%から上方修正された。市場はこれを「タカ派的利下げ」と受け止めて米長期金利が上昇しドルが急速に買われると、ドル/円は154.85円前後まで上値を伸ばした。なおドルの相対的な価値を示すドルインデックスは約2年ぶりの水準へと上昇している。本日は日銀金融政策決定会合が開催される。政策金利は0.25%に据え置かれる見通しで、市場の注目は植田総裁の定例記者会見での発言に向いている。植田総裁は先月末のインタビューで、追加利上げ時期が近付いているとの認識を示した一方で、2025年の春闘交渉やトランプ次期米政権の経済政策を注視する考えを示し慎重な姿勢もにじませた。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では現時点で1月の追加利上げが54.8%織り込まれていることから、植田総裁の発言内容次第でこの織り込みが大きく変化し、ドル/円は上下ともに大きく動くことも考えられる。
17日、足許の日銀利上げ見送り観測から進んだ円売りへの調整が進行する中、11月米小売売上高コア指数や同鉱工業生産が市場予想を下回り、米長期金利の低下とともにドル円は153.162円まで下落した。売り一巡後は、翌日に米FOMCを控え、タカ派の内容期待のドル買い戻しが入り、NY時間終盤にドル円は153.598円まで戻した。
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