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2024/12/19~
S&P500:最新の見通し
<現在の市況>
昨日のS&P500は200ポイント以上の大幅な下落を記録しました。この下落の主な要因は、FOMCの政策金利見通し(ドットチャート)の内容です。政策金利自体は予想通り0.25%の利下げが決定されましたが、2025年末までの利下げ見通しが、前回9月時点の4回から2回に下方修正されました。これは市場予想よりもタカ派的な見通しとなり、株価の下落要因となりました。
しかし、テクニカル分析の観点からは、以下のポイントが注目されます:
RSIが30台付近で下げ止まりの兆候
80日移動平均線がサポートとして機能
週足での13週移動平均線が重要なサポートラインとして機能している
現在の5900ポイント付近から、一旦6000ポイントへの戻りが予想されます。この6000ポイントが重要な抵抗線となり、ここを突破できるかどうかが今後の方向性を占う重要なポイントとなります。
6000ポイント突破の場合:上昇トレンドの継続を示唆
6000ポイントで反落の場合:さらなる下値を模索する可能性
ただし、13週移動平均線を終値で下回った場合は、5500-5400ポイント付近までの下落も視野に入れる必要があります。
総じて、昨日の大幅な下落はあったものの、基本的な上昇トレンドは崩れていないと判断され、この下落局面は新たな押し目買いの機会となる可能性があります。今週末の終値の位置取りが、今後の方向性を見極める上で重要となってきます。
S&P500 チャート分析①(日足)
S&P500 チャート分析②(4時間足)
最新のS&P500チャートはコチラ
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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