「3COINS」好調 快進撃なぜ続く

「3COINS」好調 快進撃なぜ続く
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 「3COINS」好調 快進撃なぜ続く

「3COINS」の人気の秘訣を探った

そうした、ステイホームによる巣ごもり消費の拡大が、「3COINS」にプラスに働いている。

2024年7月末に発表されたパルグループホールディングスの連結決算によると、売上高・利益ともに3年連続で過去最高を更新。この好調をけん引しているのが、300円の雑貨などを販売する3COINSだ。

3COINSの躍進を支えるのは、まさにその熱量だ。企業の中には、「データから売れ筋の商品を割り出し、それに沿って商品開発を進める」という企業も少なくない。

「3COINS」の〈社内インフルエンサー〉は、店頭スタッフとして勤務している人を対象に、定期的に社内公募している。重視しているのは、スタッフ側の意欲だ。

リブランディングの効果が結実し始めた2021年頃から、スリーコインズは新規出店を拡大している。今年8月時点で全国に323店舗を構え、そのうち約7割は食品を取り扱う「スリーコインズプラス(3COINS+plus)」。現在の新規出店店舗もほぼスリーコインズプラスで、既存店も順次リニューアルを進めている。

さらに、ショップスタッフ65人が、それぞれ開設、投稿しているアカウントもある。たとえば「3COINS原宿本店」(東京都渋谷区)のスタッフ、「3coins_.maiko」さんが運用するアカウントはフォロワーが約9万6000人。スタッフ合計のフォロワー規模は35万人に及ぶ。

「3COINS」の人気の秘訣を探った。

「3COINS」のInstagram公式アカウントで116万回再生された「ボールプールのたたみ方」動画も、フォロワーが求めている情報だった。ボールプールは、カラーボールなどを入れて、小さな子どもがプールのように遊べるようにするための囲い。たたみ方にちょっとしたコツがいる。

「3COINS」では、フォロワーを増やす目的での広告を一切打っていない。それにもかかわらず、支持を広げている要因のひとつは、「買い手側の視点に立った投稿」だ。3COINS本部PRの矢八有香子氏は、「スタッフには、自身でも実際に使っているというリアルな声を発信してもらっている」と話す。

「3COINS」のスタッフが運用するアカウントは、(1)最低、週1回以上の投稿、上限は既定なく、いま伝えるべき内容があれば多くても構わない (2)「ブルーは男の子用の商品」など、デザイン、色で性別を決めつけないといった最低限のNG規定 という方針を定めている。

「スリコ」の愛称で親しまれている300円ショップ「3COINS」をご存知でしょうか。ブランドが登場したのは25年ほど前だそうですが、最近、なんだか雰囲気が変わったと思うことがありませんか? 実は、同ブランドでは約2年前からブランド改革に取り組まれており、そのブランド改革によって、コロナ禍においても大きく成長を続けているそうです。

本セッションでは、そんな3COINSでブランド長を務める肥後 俊樹氏にご登壇いただき、どのように改革に取り組んできたのか、そのポイントについてお話しいただきます。

だが3COINSでは、データはもちろん確認する一方で、最終的には担当者の「これがやりたい」といった熱意を重視する。

アパレル大手、パルグループホールディングス(HD)の300円均一店として、1994年に1号店をオープンした「3COINS」。女性に人気の雑貨店として知られ、2020年に200店舗を達成するとコロナ禍でも店舗網を拡大。10月末時点で335店舗を運営し、売上高も年々増え続けている。

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