スーパー撤退の村 ローソン集う人
ローソン龍神村西店、誕生の経緯は?
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交差点やスーパーの前でも、立ったまま動かなくなっている男性の姿。その付近には使用済みとみられる注射器が落ちているのを見つけた。
その影響から、小売店の撤退などが相次いだ。高級百貨店のノードストロームの店舗の撤退がその象徴的な出来事で、スターバックスも複数の店舗を閉店させた。仕事を失った労働者が路上生活者に転落した。
スーパーマーケットもない“村”に、コンビニができました。オーナーの村への熱い思いから出店が実現。唯一無二のコンビニとそこに集う人々に密着しました。
スーパーマーケットやコンビニがなかった清川村で16日、一般用医薬品や食料品、日用品などがそろう小売店「クリエイトS・D清川店」が同村煤ケ谷に開業した。住民の生活利便性向上に向け、店舗が入る施設を村が新たに建てるなどして誘致した。 同日午前10時すぎにオープンすると、待ちわびた住民が続々入店。パート女性(57)=同村煤ケ谷=は「これまでバスで往復して80分、千円かけて厚木市まで買い物に行っていた。品ぞろえもここまで良いとは予想しなかった。生活が変わると思う」と語った。 店舗は、ドラッグストアチェーン大手「クリエイトエス・ディー」(横浜市青葉区)の運営。村役場などが集まる地区の一角に村が建てた「きよかわくらし応援館」(売り場面積約790平方メートル)に開業。「スーパードラッグストア」として、野菜や肉、酒類、日用品などを幅広くそろえている。 2016年10月に村唯一のコンビニが撤退。住民は自家用車などを使って日用品でも村外に買いに行く状況が続いていた。そのため、村はクリエイトエス・ディーと協議を重ね、17年3月に出店などで協力・連携する包括協定を締結していた。 誘致に際し、村が建てた施設を同社に貸し出す仕組みを採用。約2億8700万円に上る総事業費の6割は村費でまかない、その他は国の地方創生拠点整備交付金などを活用した。 記念式典が開かれ、大矢明夫村長が「日常でも災害時でもこれからは大きな期待が持てる。店は地域を形成する要素になっていくと思う」と力を込めた。今後、子育て支援事業など村の施策と関連させ、同店でおむつと交換できるクーポン券を配布するなど、店の活性化や存続を後押しするという。 村によると、買い物客数は同日午後6時までに村の人口の2割超に当たる約700人に上った。
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