ドル円見通し 年内に160円到達の可能性はどれくらいか(今日から今週のFX予想)2024/12/23 #外為ドキッ

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ドル円見通し 年内に160円到達の可能性はどれくらいか(今日から今週のFX予想)2024/12/23 #外為ドキッ

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

今日のドル円  テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)

ドル円相場分析 – 2024年12月クリスマス週の見通し

先週の相場動向と今後の見通し

先週、ドル円相場は157円90銭台まで上昇し、7月以来の高値を更新しました。7月には162円付近まで上昇した経緯もあり、市場では再び160円台を試す可能性が指摘されています。ただし、今週はクリスマス休暇を控えており、海外市場の休場も相まって、上値の重い展開が予想されます。

上昇トレンドの背景

先週のFOMCと日銀金融政策決定会合の結果が、ドル円上昇の主な要因となっています:

– FOMCは0.25%の利下げを行うも、2025年の利下げペースは2回程度と予想
– 日銀会合は予想通り据え置きを決定
– FOMC1月の追加利上げ観測は後退し、3月以降に焦点が移行
– 結果として、3月頃まで日米金利差が維持される見通し

今週の注目ポイント

主な経済指標として:

– 本日:米消費者信頼感指数、米新築住宅販売件数
– 木曜日:米失業保険申請件数
– クリスマス休暇による流動性低下に注意

テクニカル分析

重要な価格水準:

– 上値:157円後半が強いレジスタンス
– 下値:155円が心理的サポートライン
– 日足10日線がサポートとして機能するか注目
– 154.50円付近までの押し目は買い場となる可能性

トレード戦略

今週の取引戦略として以下が推奨されます:

– 156円台を中心とした取引
– 157円台では上値の重さに注意
– 155円台では押し目買いの機会を探る
– クリスマス休暇による流動性低下を考慮したポジション管理

来週以降の展望

来週は米ISM製造業景気指数など重要指標の発表があり、160円を目指す上で重要な週となる可能性があります。年末年始の海外市場は日本と異なり通常通りの取引が行われるため、相場の反応も活発になることが予想されます。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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ドル円見通し 年内に160円到達の可能性はどれくらいか 今日から今週のFX予想

上で述べたとおりトルコリラ円(TRY/JPY)は、ドル円(USD/JPY)のトレンドと連動している。特に今年の3月以降、その動きが鮮明となっていることが下のラインチャートから分かる。今日から来週にかけてドル円が強気相場を維持する場合、トルコリラ円も上昇幅が拡大するだろう。

日銀の金融政策に対する為替市場の反応は大きい状況が続いているため、今回の日銀の決定、そして今後の金融政策の見通しに対しても、米ドル/円が大きく反応する可能性があり要注意でしょう。

世界の原油供給を取り巻く環境は、米国での「シェール革命」によって一変した感があります。中東産油国主導の原油の価格形成は、シェール革命以降、米国での原油生産に大きく影響を受けるようになりました。WTI原油価格は2022年に1バレル=100ドルを超える場面もありましたが、最近では80ドル近辺の一定のレンジ内で推移することが多くなっています。中東産油国が供給を絞るとともに、世界中でモノのインフレが進んでいるにもかかわらずです。「米国が本気を出せば、原油生産を大幅に伸ばせる」―市場参加者は、米国のポテンシャルの大きさを見透かしているようにも見えます。

来週もドル円(USD/JPY)が強気相場を維持できるのか?この点を考える上で注目すべきイベントが2つある。

米ドル相場のトレンドを左右する米債市場では、ソフトランディング期待に加えてトランプ再選の可能性も意識され、長期金利(10年債利回り)が4.2%台へ上昇している。

しかし、トランプ氏に対して、政府・日銀が為替介入を実施することはあまり見栄えがよくない。ドル売りだからよいではないかという意見もあろう。それでも、為替操作をすること自体が火種になる可能性があるので、筆者は口先介入は行われても、結局、通貨当局は実弾を撃たずに済ませるとみる。むしろ、動くのは日銀の方だろう。

外為市場ではリスク回避の円高を警戒したい。しかし円相場が円高へ振れても、それは一時的な動きで終わることが予想される。政治の不透明感が意識され日本株は下落している。対照的に円相場は冒頭で述べたとおり、円安優勢の状況にある。ドル円は153円台まで上昇する局面が見られた。

米国の景気減速懸念、日銀による利上げ、急激な円高進行、これら複合的な要因で過去最大級の下落を経験した株式市場では、依然として先行きに不透明感があります。過去の経験則から、一度大きく崩れた相場が立ち直るには、相応の時間がかかるとの見方が一般的です。その場合、当初想定した年内の強気の相場見通しを、より慎重に練り直すのも止むを得ないでしょう。ただ、だからといって、年末もしくは年度末に向けての相場の方向性を再考しなければならないような状況には至っていないように思います。7月に付けた過去最高値を、さらに更新するタイミングがやや先送りされたイメージです。長期投資の世界では、常に冷静さが求められます。

A.ここまでの時点では神田財務官も今のところノーコメントという風に言っているので、為替の介入かどうかはわからないが、かなり短い時間で5円ほどドル円相場が動くというような事態なので、市場ではやはり為替介入があったのではないかそういった声は聞こえている。仮に介入だとすれば、金曜日以降で5円以上急速に円安が進行したこと、そして今朝方、一瞬ではあるが、160円という水準まで円安が進んだこと、こうしたことで急速かつ投機的な値動きに該当するということで為替介入をするという判断に至ったのではないかと推測される。

10月に入り、外為市場では円安が進行している。円安と同時に米ドル高が進行していることで、日本円は対米ドルでの下落幅が拡大している。

筆者は、1月のトランプ就任前後にさらに米長期金利が上がって、ドル高・円安が進むと警戒している。ドル円レートは、2024年7月上旬につけた1ドル161円台にまで接近する可能性があるとみる。そこに至るまでに、おそらくは通貨当局による口先介入があって、一時的な膠着状態が起こるだろう。それでも、トランプ要因でのドル高圧力の方が大きな作用なので、円安への流れは止まらないとみる。

ドル円がこのテクニカルライン(61.8%の水準)をも完全に上方ブレイクすれば、155.00レベルを視野に上昇幅が拡大する可能性が高まろう(下の日足チャート、赤ラインを参照)。

今後の円安進行で気になるのは、日本の通貨当局が為替介入に打って出るかという論点だ。2024年4月29日・5月1日には介入を実施している。為替相場が連休前に1ドル153~155円で膠着していたところから、一気に156~157円に円安が進んだところで、頭を押さえるように9.8兆円の為替介入が行われた。このときは随分と投機色が強かった。現在は、シカゴのIMM通貨ポジションは、以前よりも円売り方向になってきたが、4・5月ほどは投機筋の円売りポジションが膨らんでいない。だから、今のところ実勢を反映した円安に見えるが、円安の勢いが強いと介入の可能性は高まっていく。

先日、NYダウが一時、史上初めて4万ドル台に乗せたのに続いて、今度はナスダック総合指数が、史上初の17,000ポイント台到達です。金利上昇が逆風となり、値下がり銘柄が優勢となる中でも、その流れに逆行するかたちでハイテク株、とりわけ半導体関連株に買いが集まりました。生成AI関連での代表企業が相場をリードしていくとの期待が、依然として大きいことがうかがえます。ただ、特定のセクターや銘柄だけで、相場全体を押し上げるのには限界があります。NYダウが再度高値を目指すには、やはり、インフレと金利の議論を乗り越えていく必要があります。まずは、今週末の米PCE物価指標に注目です。

以上のことから、一時的、短期的な反応はともかく、米ドル/円の行方を決める日米金利差は、米金利がさらに上がるか、それとも低下するかが大きな目安になるのでしょう。では改めて、米金利は今週のFOMC(米連邦公開市場委員会)を受けて上がるのか、それとも下がるのでしょうか。

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