前日の海外市況
海外市場概況
- ドル・円:日本当局の円安是正発言で156円99銭から157円38銭まで円安・ドル高で推移。
- ユーロ・ドル:1.0410ドルまで上昇後、1.0384ドルまで下落。
- ユーロ・円:リスク選好で163円10銭から163円63銭まで円安・ユーロ高で推移。
- NY原油市場:株高などを意識して堅調推移。
- NY株式市場:続伸、クリスマスラリーに期待感高まる。
本日の予定
- <国内>
- 植田日銀総裁講演(経団連)
- 14:00 10月景気動向指数・先行改定値(速報値:108.6)
- <海外>
- クリスマス休場:NZ、豪、香港、シンガポール、インド、イタリア、スペイン、スイス、独、仏、英、南ア、米、カナダ、メキシコ、ブラジルなど
経済指標
- 米・12月リッチモンド連銀製造業指数:-10(予想:-10)
- 米・12月フィラデルフィア連銀非製造業活動:-6.0(予想:-2.4)
要人発言
- バイル仏新首相「財政赤字を大幅圧縮し、国内総生産(GDP)比5%近くにすると公約」
- 石破首相「来年度予算案、27日には概算決定を行う」「トランプ次期米大統領と早期に会談行いたい」
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株式会社フィスコ
前日の海外市況ほかドル 円日本当局の円安是正発言で156円99銭から157円38銭まで円安 ドル高で推移
日本の長期金利が上昇しているにも関わらず、円安も進行していることで、「国債安、円安」の状況だ。まだ日本株は売られていないことから「トリプル安」ではないと考えるが、「日本売り」がじりじりと進んでいることを意識した方が良さそうだ。日本株の上値は重いが、NISA資金など需給面が下支えとなり日本株は底堅いと考えるが、売買代金が減少しているなか、これまで購入していた海外投資家の売り圧力が強まれば、NISA買いは呑みこまれるだろう。「トリプル安」で投資家マインドがさらに悪化する展開は避けたいところだ。今晩のドルは引き続き小動きの展開を想定する。上値メドは157円50銭、下値メドは156円70銭とする。
外国為替市場では、日本時間の17日、アメリカのトランプ前大統領がドル高・円安を懸念する発言をしたと報じられたことや、河野デジタル大臣が日銀の利上げの必要性に言及したと伝えられたことを受けて、ドルを売って円を買う動きが強まりました。さらに、FRB=連邦準備制度理事会の高官が利下げの時期が近づいてきているという認識を示したことが伝わり、17日のニューヨーク市場でも円を買う動きが広がりました。こうした流れを受けて18日の東京外国為替市場では、円高ドル安が進み、円相場は、一時、1ドル=155円台半ばまで値上がりして、およそ1か月ぶりの円高水準となりました。午後5時時点の円相場は、17日と比べて83銭、円高ドル安の1ドル=156円24銭から26銭でした。また、ユーロに対しては17日と比べて55銭、円高ユーロ安の1ユーロ=170円79銭から83銭でした。ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0931から32ドルでした。市場関係者は、「政府・日銀による市場介入への警戒感もあり、投機筋の間でドルを売って円を買い戻す動きが出ていると考えられる」と話しています。
18日の東京外国為替市場は、為替をめぐる日米の要人の発言などを背景にドルを売って円を買う動きが広がり、円相場は一時、およそ1か月ぶりの水準となる1ドル=155円台半ばまで値上がりしました。
24日(火)のドル円相場は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。
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