金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
12月26日の金相場、2月限の取引価格は前営業日から0.7%上昇し、2653.90ドルで取引を終えました。
この上昇の背景には複数の要因があります。年末の取引が少ない中、国際情勢の不安定さから安全資産としての需要が高まったことに加え、各国中央銀行による継続的な金購入も相場を後押ししています。また、米ドルの軟調や米債券利回りの低下も金価格の上昇を後押しする要因となりました。
今年の金相場は約28%上昇しており、2010年以来の最大の年間上昇率を記録する可能性があります。ただし、11月以降は米大統領選結果の影響でドル高となり、上昇ペースは鈍化しています。
米金融政策に関しては、FRBが2025年の利下げ見通しを下方修正し、パウエルFRB議長はインフレの一層の改善を利下げの条件として示唆しました。市場参加者は、米雇用統計などの経済指標を注視しながら、今後の金融政策の方向性を見極めようとしています。
最新の金(ゴールド)CFD チャート
30分足チャート
日足チャート
「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が下向きになる中、価格は移動平均線の上に位置した。また、相場の過熱感をはかるRSIは、売られ過ぎとされる30と基準(50)の間で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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金価格は 世界の経済情勢と密接に関連しています
地政学リスクとは、テロ・戦争・大企業の倒産などの影響により、特定地域や世界の状況が不安定となることです。例えば、テロや戦争が発生すれば、先行きの不透明感から金が買われ、金価格が上昇します。反面、テロや戦争による影響がなく地政学リスクが低下すると、安全資産である金から他の資産へと資金が流出し、金価格は低下しやすくなるでしょう。
●【毎日更新】OANDA証券が提供する「金(XAU)価格の見通し」
金価格の暴落が懸念されるもう一つの重要な要因は、ドルの価値が上昇する時です。 ドルと金は逆相関の関係にあるため、ドルが強くなると金価格は下落する傾向があります。
金の価格が高騰している理由に、「新型コロナウイルス感染症とウクライナ危機」も挙げられます。
実際、2001年9月11日にアメリカで同時多発テロが起こったときには、米ドルの信認低下によって金価格が上昇しました。
金の相場は日々変動するため、金相場が高いタイミングを見計らって売却することをおすすめします。
多くの投資家やこれから金購入を考えている人のなかには、昨今の金価格の高騰に不安を抱いている方も多いのではないでしょうか?
先進国の中央銀行の間で「歴史的地位」が高くなっているのは、彼らに金(ゴールド)は歴史が証明する安定した資産、という認識があるためです。
また、金の採掘量には限りがあり、希少性が高いという点も金価格を上昇させる要因の1つです。長期的な需要をカバーできる量を供給できなければ、金価格の上昇は維持される可能性があります。
金価格は、世界の経済情勢と密接に関連しています。 特に、インフレ率や金利政策、為替レートなどの経済情勢の変化から影響を受けます。
例えば、2023年に新型コロナウイルス感染症が収束に向かい、社会や経済が安定してくると、金への需要が一時的に減少する可能性があります。
金価格は、世界各国が行う政策金利の影響を受けます。特に影響があるのは、金価格と密接な関係があるのはアメリカの政策金利です。アメリカの中央銀行にあたるFRBは2022年から2023年にかけて、物価上昇を抑えるために5.5%まで利上げを行いました。しかし2024年9月から利下げが予定されています。
金の採掘量が減少する一方で、需要が増加すれば、価格は上昇します。特に、新興市場国での宝飾品需要や、技術分野での需要が増加することが予想されるため、供給不足が続けば価格は上昇するでしょう。
米国の政策金利が低い時は、高いリターンを求めて米国から資金が流出します(ドルを売って他の通貨や資産を購入する)。つまり通貨ドルの価値が下落し、逆相関の関係にある金価格は上昇しやすくなります。反対に政策金利が高い時は米国に資金が集まり、ドルが買われるため通貨ドルの価値が上昇して金価格は下落しやすくなります。。
この章では、金価格の長期的な見通しと今後の価値について詳しく探っていきたいと思います。
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