【テクニカル】日足テクニカル・ポンド円=10日安値を下抜けると12月9日安値を意識

【テクニカル】日足テクニカル・ポンド円=10日安値を下抜けると12月9日安値を意識

大陰線引け。194円後半の日足一目・基準線を重しに再び売り優勢となり、約1カ月ぶりの安値192.21円まで大きく下げ幅を広げた。日足一目・雲の下限割れでは下げ渋るも、4手連続の陰線引け。

 本日は、192.20円台に位置する雲の下限や10日安値を巡る攻防が注目される。それら下値めどをクリアに割り込むようだと、昨年12月9日安値190.61円が徐々に意識されるだろう。ただ大幅安が続いた後なだけに、揺り戻しも念頭に入れておくべきか。その場合は、9日安値193円半ばや194円手前の雲の上限が上値めどとなりそうだ。

レジスタンス1  193.95(日足一目均衡表・雲の上限)

前日終値     192.55

サポート1    190.61(2024/12/9安値)

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日足テクニカル・ポンド円=10日安値を下抜けると12月9日安値を意識

「三尊天井」は投資の世界では有名なテクニカル指標です

◇トリプル・ボトムとはトリプル底とも呼ばれる。価格が低値圏にある時、相場の底を抜けずに3度、同水準の底値で跳ね返されたチャートの図を指し、相場の転換点を見極める際に用いられるテクニカル分析手法です。本文では、3つの底値(トリプルボトム)がサポートライン(下値抵抗線)として相場を支える旨を解説しています。

◇H&S(ヘッド&ショルダー)とは日本語で「三尊」とも呼ばれるチャート形状です。左右にショルダー(肩)、中央にヘッド(頭)があるように見える事からH&Sと呼ばれます。「三尊天井」は投資の世界では有名なテクニカル指標です。チャート上にこの形が現れる場合、上昇局面から下落局面へのトレンド転換局面と判断されます。上昇相場の中で、上値をアタックするものの、高値を超える事ができず、アーム(腕)形成部分まで下落してしまう場合、「売り」の判断します。

◇フィボナッチ・リトレースメントとは「フィボナッチ比率」をトレードにあてこんだテクニカル手法です。「23.6%・38.2%・61.8%・76.4%」という比率を、フィボナッチ比率、または黄金比率と呼びます。多くの投資家がフィボナッチ比率で求められた価格帯を意識する為、相場に影響を与えると考えられています。チャートの高値・安値の間をフィボナッチ比率で区切られたラインを引くことで、サポートライン・レジスタンスラインを判断します。

◇サイコロジカルとは「心理的な」という意味です。サイコロジカルラインというテクニカル指標もありますが、ここでは「心理的に意識されやすい価格帯」という意味で用います。キリの良い数字の価格は、時にサポートやレジスタンスとして機能することがあります。投資家の多くはその数字を強く意識する為、その価格帯付近では取引が活発になる傾向があり、明確にその価格を抜けた場合は、次の節目へと意識が移る過程で、値が大きく動く場合があります。

NZD円相場は、2014年の高値94.02から調整と継続しています。また、現状はロング・ランのサポートを割れて、更に2009年4月から2012年12月の揉み合いゾーンの上値圏となる68.90-69.37ゾーンも割り込んでいます。これはテクニカル的には、悪いパターンですが、ただ、現状はモメンタムを示すスロー・ストキャスティクスが、売られ過ぎ圏で、反転の兆しを見せ、更に調整は拡大していません。NZD円相場は、若干形が不揃いですが、豪ドル円同様、94.02をトップとして、57-58円ゾーンから68-69円ゾーンの左肩と70-73円ゾーンから83-84円ゾーンの右肩で、一種の変形的なH&Sを形成しています。

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