ポンド円・週足は陰線引け。前週の大幅安の反動から買い戻されるも、198円前半では上値を抑えられた。一転し売り優勢になると193円台の52週線や週足一目均衡表・転換線を割り込み、192円前半の一目・雲の下限まで下げ幅を広げた。
26週線が193円割れまで低下し、雲の下限は今週から暫く193.10円台まで上昇、その上193円半ばには転換線が位置している。194円には52週線も位置しているため、気にするべき線は先週引け水準から上に多い。191円後半にまで低下が示唆される基準線を割り込むようだと、売り圧力が強まりやすそうだ。
レジスタンス3 198.96(1/3週高値)
レジスタンス2 195.59(1/3週から1/10週レンジの半値)
レジスタンス1 194.00(52週移動平均線)
前週終値 192.55
サポート1 190.61(2024/12/13週安値)
サポート2 189.54(2024/9/13週から1/3週まで上昇した幅の61.8%押し)
サポート3 188.09(2024/12/6週安値)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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ポンド円の下落幅が拡大しても、上昇相場を象徴するこれら2つのテクニカルラインを維持する場合は、ポンド円の底堅さを市場参加者に印象付けよう。
一方、ドル円(USD/JPY)の下落幅が拡大する局面で、ポンド円が上2つのテクニカルラインを完全に下方ブレイクする場合は、円高圧力が高まっているシグナルと想定しておきたい。
テクニカル指標とは、テクニカル分析を行う際にチャートの中に組合せて使用する指標のことを指します。チャート分析だけでは見えてこない相場の買われすぎや売られすぎといった過熱感、売買のタイミングなどを簡単に確認することができます。テクニカル指標は有名なものから自分で計算・開発したものまで星の数ほどあり、自分に合ったテクニカル指標を見つけることも重要です。テクニカル指標にはトレンドの方向をわかりやすく示すトレンド系と、買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系があります。これらは単体で使う場合もあれば組合せて使うこともあります。
チャートにテクニカル指標と呼ばれるものを組合せると、さらに相場予測の精度が高まります。テクニカル指標とは何か、どのようなものがあるのか説明します。
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