下影陽線引け。97円を下抜けて売りが強まるも、96.40円割れで下落が一服。その後は買い戻しが優勢となり、97円前半まで持ち直した。4手ぶりの陽線引け。
日足一目・基準線は97.49円まで水準を切り上げ、転換線は97.70円台に位置している。98円超えには雲の下限も位置し、気にすべき線は上サイドに多い。それら水準をクリアに超えることができるかがポイントとなる。
レジスタンス1 97.78(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 97.28
サポート1 96.68(ピボット・サポート1)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日足テクニカル 豪ドル円基準線や転換線など上サイドに主要線控える
テクニカルポイント ユーロポンド、0.8300-0.8450での保ち合い0.8483 200日移動平均0.8468 一目均衡表・雲(上限)0.8443 エンベロープ1%上限(10日間)0.8424 100日移動平均0.8414 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)0.8380 一目均衡表・雲(下限)0.8373 一目均衡表・転換線0.8372 一目均衡表・基準線0.8359 10日移動平均0.8351 21日移動平均0.8309 現値0.8288 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間)0.8276 エンベロープ1%下限(10日間) ユーロポンドは、9月以降は大きく0.8300-0.8450での保ち合い相場が続いている。11月に入ってからはレンジ上限から下限へと振れる展開になっており、現在は0.8300のサポート水準を試す局面になっている。RSI(14日)は42.1と中立水準50を下回っている。0.8350付近には10+21日移動平均線があり、短期的な上値抵抗水準として注目される。
ローソク足の他にも、為替レートの先行きを占う際に役立つテクニカル指標が用意されています。その中から、主要なものについて説明していきましょう。
相場は買いと売りの均衡が崩れると大きく動きやすく、そういった局面を一目で察知するために日本で考案されたのが一目均衡表です。今では海外の投資家にも人気が高いテクニカル指標で、転換線、基準線、先行スパン(2本)、遅行スパンと呼ばれる5本の線から構成されています。
・フィボナッチ・リトレースメントフィボナッチは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ氏が研究した「フィボナッチ級数」の意味で、リトレースメントは「引き返す、後戻りする」の意味です。フィボナッチ・リトレースメントは、フィボナッチ数列をトレードに応用したテクニカル手法で、相場の上昇局面での一時的な押し目や、下降局面での一時的な戻りを予測するための指標です。
FXの取引を行う上では、相場が過去どのような値動きをしていたのかを知り将来の値動きを予想するためにチャートやテクニカル指標の見方を覚える必要があります。チャートの縦軸は価格、横軸は時間を表します。たとえば米ドル/円のチャートであれば、グラフの上に行くほどドル高(円安)、下に行くほどドル安(円高)になります。
ドル円のテクニカル分析では、長期的には、エリオット波動の最終第5波を示唆する「斜行三角形」を形成しつつあり、中期的には高値反転を示唆する「弱気の乖離(ベアリッシュ・ダイバージェンス)」、そして短期的には「ダブル・トップ(151.72円・151.91円)」を形成しつつある。
為替チャートをもとに為替レートの先行きを推察・予想することをテクニカル分析といい、その際に重要な手がかりとなってくるのが様々な指標です。日本の投資家にとって最も馴染み深い米ドル/円はもちろん、一般的にその推移が頻繁には報道されていない英ポンドやユーロ、スイスフランなど、日頃の変動をよく把握していない通貨ペアをトレードする際にも、為替チャートの分析が有効となってきます。ここでは、最もポピュラーな指標であるローソク足の解説から始めることにしましょう。
移動平均線(Moving Average)はFXだけでなく株式投資などでも広く用いられており、ローソク足とともに最もポピュラーなテクニカル指標の一つだと言えるでしょう。移動平均線とは、一定期間ごとにおける「終値の平均値」がどのように変化していったのかをグラフで示したもので、その推移の傾向(ラインの上向き・下向き・横ばい)から為替相場の方向性(トレンド)を判断できます。
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