前日欧州時間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめました。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。
FX投資家フローと市況
前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)
13日、NY序盤、日経平均先物、ダウ先が軟調に推移し、リスクオフの円買いが進行し、ドル円は156.914円まで下落した。売り一巡後は、先週金曜日発表の12月米雇用統計の結果などから、米利下げ観測が後退し、ドル買いが進行、ドル円はNY時間終盤に157.813円まで上昇した。
本日アジア時間、序盤は氷見野日銀副総裁の講演を控え、157円前半レベルの推移となった。注目された氷見野日銀副総裁の講演では来週の日銀金融政策決定会合で、「展望リポート」の経済・物価見通しを基礎に、利上げを行うかどうか政策委員の間で議論し、判断したいと述べたほか、政策変更のタイミングの判断は「難しく、かつ重要だ」発言。発言を受けて、ドル円は157.026円まで下落後158.006円まで急騰するなど売買が交錯し、荒い値動きとなった。
取引金額
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市場シェア上位
外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。
ポジション金額
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ポジション増減
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FX個人投資家動向 氷見野日銀副総裁発言で1円振れるx203c昨日のドル円プレーヤーは日銀要人発言を控え様子見ムードか 2025年1月14日
昨日のドル/円は約0.1%下落。日経平均先物やNYダウ平均先物の下落を背景に156.91円前後まで下落する場面も見られたが、米10年債利回りが4.80%台まで上昇したことで下げ幅を縮小した。先週末(10日)にブルームバーグが「日銀が物価見通しを上方修正する公算」と報じたことで、1月の日銀金融政策決定会合での追加利上げ観測が浮上している。本日は氷見野日銀副総裁が講演を行うことから、追加利上げのヒントを示すかに注目が集まっている。仮に氷見野副総裁が1月の追加利上げを示唆すれば、円の買戻しが一段と進むことになるだろう。他方で、米12月雇用統計の強い結果を受けて、金利先物市場の織り込む米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ回数が1回まで低下しており、米ドルが買われやすい地合いである。氷見野副総裁の発言が期待外れに終わった場合には再び円安・ドル高となるだろう。オーバーナイト・インデックス・スワップ市場(OIS)では、日銀の1月追加利上げの可能性を5割方織り込んでいるため、氷見野副総裁の発言内容次第で円高、円安どちらにも反応しそうだ。
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ドル円は荒い値動き。氷見野日銀副総裁の発言内容が伝わった直後から上下に振れる展開となり、157.19円付近まで売りに押された後に158.02円まで買い戻しが入った。クロス円も売りの反応直後に急反発し、ユーロ円は161.11円まで下げた後に161.87円まで反発。豪ドル円も97.17円まで下落後に97.69円まで買い戻されるなど、荒く上下に振れた。
ユーロ/ドルが節目の1.02000ドルを割り込んで急落。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退する一方、欧州中銀(ECB)は利下げを継続するとの見方から、2年2カ月ぶりに1.0177ドル前後まで下値を切り下げた。これにつれてユーロ/円も、昨年12月19日以来の安値となる160.03円前後まで下落した。なおこの日、レーンECB専務理事兼主任エコノミストは「政策金利の方向性は明白だ」として、利下げ継続を主張した。
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