ポンド/円 今日の見通し 「英CPIが強くてもポンドの上値は限定的?」FXトレード戦略 2025/1/15

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ポンド/円 今日の見通し 「英CPIが強くてもポンドの上値は限定的?」FXトレード戦略 2025/1/15
 

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日16:00 英12月CPI発表!
・英11月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.6%で予想通り前月(+2.3%)から反発した。CPIコアは+3.5%で前月(+3.3%)から反発したほか、サービスCPIは+5.0%で前月横ばいとなった(12月18日)。

・英12月製造業購買担当者景気指数(PMI)・改定値と12月サービス業PMI・改定値はそれぞれ47.0、51.1となった。製造業PMIは速報値(47.3)以上に前月(48.0)から減速。一方でサービス業PMIは速報値(51.4)下方修正された(1月2日、6日)。

・12月19日の会合でイングランド中銀(BOE)は政策金利を4.75%で据え置いた。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中6人が据え置きを支持、3名が25bp(0.25%ポイント)の利下げを支持した。

・12月17日に発表された英11月失業率は4.6%で前月(4.7%)から低下。8-10月週平均賃金(除賞与)は前年比+5.2%と予想(+5.0%)以上に前月(+4.9%)から伸びが加速した。

・12月13日に発表された英10月月次国内総生産(前月比)は予想(+0.1%)に反して-0.1%だった。11月15日に発表された、英7-9月期国内総生産(GDP、速報値)は前期比+0.1%で市場予想や前期(+0.2%、+0.5%)を下回った。

今日のポンド(GBP)トレード メインシナリオ

英CPIが強くてもポンドの上値は限定的?

英国の総合インフレ率は9月に前年比+1.7%まで低下したが、その後は+2.6%まで反発している。12月のBOE金融政策会合(MPC)声明を見ると、BOEはインフレが引き続きわずかに上昇することを予想している。そうした状況でMPCメンバーは3人が利下げを主張していた(11月MPCでは1名が利下げを主張)。本日は英12月CPIが発表される。市場予想は総合が前年比+2.6%で前月から横ばい、コアCPIは+3.4%(前月+3.5%)、サービスCPIは+4.8%(前月+5.0%)となっている。サービスCPIをはじめとした指標がインフレ鈍化を示す結果となれば、2月のMPCでの利下げ期待が高まりポンドは売られることになるだろう。
一方で、英12月CPIが予想に反してインフレが反発した場合にポンドが買われる可能性は考えられる。ただし、現在のポンド相場は英国の財政政策を巡る懸念が強く、売られやすい状況にあることから、仮に英12月CPIが上振れた場合も上値は限定的になりそうだ。

ポンド/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

16:00 英12月CPI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは曇り。11時にポンド/円とポンド/米ドルのストキャスティクスでシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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15日のポンド円は 193.00付近で推移

2027年3月のポンド円見通し。当月始値 223.44、最低 213.49、当月最高 223.44。平均 219.28。月末 216.74。変更 -3.0%。

2026年9月のポンド円見通し。当月始値 201.60、最低 201.60、当月最高 210.76。平均 205.40。月末 207.65。変更 3.0%。

ポンド/円は2015年に円高トレンドに転換しており、国民投票後の急落を経て円高がさらに進んでいます。 この結果、一時的に2012年の安値付近まで円高が進行しました。

2028年12月のポンド円予想。当月始値 227.21、最低 227.21、当月最高 236.95。平均 231.21。月末 233.45。変更 2.7%。

ポンド円が50日線を完全に上方ブレイクすれば、196.00のトライを想定したい。このラインはレジスタンスへ転換する可能性がある。

15日のポンド円は、193.00付近で推移。

本日、ポンド円が192円をも下方ブレイクして終える場合は来週以降、2024年9月16日の安値183.77レベルを基点としたサポートラインを視野に下落幅が拡大する可能性が高まろう。

2026年11月のポンド円見通し。当月始値 210.10、最低 210.10、当月最高 219.65。平均 214.06。月末 216.40。変更 3.0%。

1月15日(水曜日)のポンド円見通し: 為替レート 193.72、 最高 196.63、最低 190.81。 1月16日(木曜日)のポンド円予想: 為替レート 193.37、 最高 196.27、最低 190.47。 1月17日(金曜日)のポンド円見通し: 為替レート 191.36、 最高 194.23、最低 188.49。 1月20日(月曜日)のポンド円予想: 為替レート 190.19、 最高 193.04、最低 187.34。

ポンド系の通貨ペアを取引する際に注意すべきことは、主に以下の2点です。

2027年5月のポンド円見通し。当月始値 211.60、最低 211.60、当月最高 221.22。平均 215.59。月末 217.95。変更 3.0%。

2029年2月のポンド円予想。当月始値 240.45、最低 240.45、当月最高 248.48。平均 243.55。月末 244.81。変更 1.8%。

ポンド・ドルのチャートは、以下の通り。

ポンド円が196円台へ上昇しても、現在の英ポンド安のトレンドを考えるならば、196.20台で推移している20日線がレジスタンスラインとして相場の上昇を止める展開を想定しておきたい。

第一週 1月21日(火曜日)のポンド円見通し: 為替レート 188.81、 最高 191.64、最低 185.98。 1月22日(水曜日)のポンド円予想: 為替レート 188.67、 最高 191.50、最低 185.84。 1月23日(木曜日)のポンド円見通し: 為替レート 190.62、 最高 193.48、最低 187.76。 1月24日(金曜日)のポンド円予想: 為替レート 190.93、 最高 193.79、最低 188.07。 1月27日(月曜日)のポンド円見通し: 為替レート 189.25、 最高 192.09、最低 186.41。

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