大陰線引け。156円半ばを頭に155円台で下値を試した。日足一目・基準線割れで下げ渋る場面はあったものの、結局155.10円まで昨年12月19日以来の安値を更新した。
基準線は155.67円まで水準を切り上げてきた。揺り戻した場合は同線付近での攻防が注目される。重しとなるようだと先月19日安値154円半ばを目指す展開か。徐々にではあるが、152円後半の200日線も視野に入ってきた。
レジスタンス2 156.99(日足一目均衡表・転換線)
レジスタンス1 156.09(ピボット・レジスタンス1)
前日終値 155.16
サポート1 154.44(2024/12/19安値)
サポート2 153.16(2024/12/17安値)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカルの面では5日線の攻防に注目したい
移動平均線(Moving Average)はFXだけでなく株式投資などでも広く用いられており、ローソク足とともに最もポピュラーなテクニカル指標の一つだと言えるでしょう。移動平均線とは、一定期間ごとにおける「終値の平均値」がどのように変化していったのかをグラフで示したもので、その推移の傾向(ラインの上向き・下向き・横ばい)から為替相場の方向性(トレンド)を判断できます。
ローソク足の他にも、為替レートの先行きを占う際に役立つテクニカル指標が用意されています。その中から、主要なものについて説明していきましょう。
相場は買いと売りの均衡が崩れると大きく動きやすく、そういった局面を一目で察知するために日本で考案されたのが一目均衡表です。今では海外の投資家にも人気が高いテクニカル指標で、転換線、基準線、先行スパン(2本)、遅行スパンと呼ばれる5本の線から構成されています。
目先の展開については、本日海外時間の米住宅着工件数や対米証券投資などが市場の関心事となる。ここ数日は下方目線が続いていたものの安値圏で下げ渋る動きも示しており、テクニカル的な節目をそれぞれ押さえた取引を心がけたい。ただ売りがかさんだ場合、チャートは次の下値めやすとなる心理的節目154.50を目指す展開も想起される。
FXの取引を行う上では、相場が過去どのような値動きをしていたのかを知り将来の値動きを予想するためにチャートやテクニカル指標の見方を覚える必要があります。チャートの縦軸は価格、横軸は時間を表します。たとえば米ドル/円のチャートであれば、グラフの上に行くほどドル高(円安)、下に行くほどドル安(円高)になります。
テクニカルの面では5日線の攻防に注目したい。本日午前の上昇を受け、この移動平均線は156.60台まで上昇している(上の日足チャートを参照)。
為替チャートをもとに為替レートの先行きを推察・予想することをテクニカル分析といい、その際に重要な手がかりとなってくるのが様々な指標です。日本の投資家にとって最も馴染み深い米ドル/円はもちろん、一般的にその推移が頻繁には報道されていない英ポンドやユーロ、スイスフランなど、日頃の変動をよく把握していない通貨ペアをトレードする際にも、為替チャートの分析が有効となってきます。ここでは、最もポピュラーな指標であるローソク足の解説から始めることにしましょう。
・フィボナッチ・リトレースメントフィボナッチは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ氏が研究した「フィボナッチ級数」の意味で、リトレースメントは「引き返す、後戻りする」の意味です。フィボナッチ・リトレースメントは、フィボナッチ数列をトレードに応用したテクニカル手法で、相場の上昇局面での一時的な押し目や、下降局面での一時的な戻りを予測するための指標です。
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