ドル/円、日銀利上げは織り込み済みか…方向感を欠く(NY市場の見通し)2025/1/17 #外為ドキッ

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ドル/円、日銀利上げは織り込み済みか…方向感を欠く(NY市場の見通し)2025/1/17 #外為ドキッ
 

ドル円、1ヶ月ぶり安値から反発 – 日銀利上げ観測と週末要因

欧米時間のドル/円予想レンジ:154.800-156.400円

東京市場のドル/円は1カ月ぶり安値から反発。日銀の利上げ観測が強まる中、仲値公示に向けて昨年12月19日以来の154.98円前後まで下落しました。しかしその後は、週末を前に買戻しが強まると155円台後半へと持ち直しました。一昨日以来、3円あまり下落した反動と見られます。

日銀による来週24日の25bp(0.25%ポイント)利上げを金利スワップ(OIS)が9割方織り込みました。ドル/円相場も利上げは織り込み済みと見られることから、海外市場でも円買いの動きは限定的でしょう。他方、ドルについても来週20日に予定されるトランプ次期米大統領の就任演説を前に大きな動きはなさそうです。今夜のドル/円は持ち高調整主体で、方向感を欠きがちな展開が予想されます。

ドル円 日足チャート

ドル円日足チャート

この後の経済イベント

1/17(金)
19:00 ナーゲル独連銀総裁、講演
19:00 ユーロ圏12月消費者物価指数(HICP)・改定値
19:30 エスクリバ・スペイン中銀総裁/センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演
22:30 米12月住宅着工件数
22:30 米12月建設許可件数
23:15☆米12月鉱工業生産
23:15 米12月設備稼働率
30:00☆ベイリーBOE総裁、講演
30:00 米11月証券投資動向

※☆は特に注目の材料

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ドル 円 日銀利上げは織り込み済みか方向感を欠く

三井住友信託銀行米州部マーケットビジネスユニットの山本威調査役は、日銀は事前の報道通りマイナス金利解除などを決めた上で、「今後もかなり緩和的な環境が続くことを織り込ませ、追加利上げにも慎重な姿勢を示すだろう」と予想。植田総裁会見を確認して「不透明感が解消すれば、円売り再開でドル・円は150円台に乗せる可能性がある」との見方を示した。

一方、18日の米国市場では10年債利回りが上昇。2年債利回りは昨年12月以来の高水準を付けた。19、20日に連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、予想を上回る物価統計を背景に利下げ観測が後退し、ドルが上昇。金利スワップ市場では6月の利下げ織り込みが一時5割台まで低下し、年内に予想する利下げ回数も3回弱まで減っている。米国要因が日銀イベント通過後のドル・円上昇を後押しする可能性がある。

19日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=149円台前半と、前日夕から横ばい圏で推移。日本銀行はこの日の金融政策決定会合で大規模緩和策の解除を決定する可能性が高まっているが、解除後も緩和継続姿勢が示されるとの見方が強い。政策修正を受けて一時的に円高に振れる場面はあっても、植田和男総裁の会見を見極めた上で150円台に向けて再び円売り・ドル買いが強まるとの警戒感がある。

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